俳句愛好会
6月句会
場 所:ライン句会
日 時:2021/06/16 19:00~
今月の季題:黴 雨の付く季語
参加者数:6名
選考作品数:18作品
▼次回予定▼
7月14日 水曜日
季題:梅雨明 夏の付く季語または自由
今月の特選句は雨に濡れて喜ぶ子供の様子を詠んだ中村さんの作品、準特選句は3作品同じ点数ですべて豊田さん。
ということで女性に完敗の月でした。6月の梅雨時期は洗濯物は乾かないし食べ物も油断するとすぐ黴が生えてきます。しかしこれで長年暮らしてきたので梅雨明けまで頑張りましょう。一度は北海道に住んでみたいですね。
今月の特選句
長靴を脱ぎ捨て夏の雨踏む子 中村
今月の準特選句
指圧師の里は五島と梅雨の宿 豊田
行間をくみ取れぬまま黴の文 豊田
黴の戸を雨の一筋山祠 豊田
その他の句
思ふのは全集読破黴の花 扇山
古文書の隠れし秘話も黴の中 加藤
飛球線弧を描くなり梅雨晴れ間 万作
妣よりの箪笥捨てし日黴もまた 中村
黴雨の香の案内のままに古書の街 松原
母と子ら布団くるまる大雷雨 万作
長雨にユリの蕾も膨れっ面 加藤
黴の香も何故か懐かしタンスかな 扇山
雨蛙円かなる眼の深しかな 松原
糠床も黴の助けよ風味増す 万作
古屋敷刻を騙して黴の香 松原
隣席の黴の匂いに車両変え 加藤
半夏雨棚田に夕日の影もあり 扇山
青抜けて黴すべり落つほどの空 中村
扇山さんが田染に蛍見物に行きました。