俳句愛好会
2月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2019/02/28 19:00~
今月の季題:春愁 土匂う
参加者数:7名
選考作品数:21作品
▼次回予定▼
3月28日(木) 19:00
季題:さくら 田楽
今月は、中村さんが投句でしたが新たに田中さんの同級生の、高本さんが参加してくれました。高本さんは倉田弘文教室にも通われたこともあるということでいきなり特選です。凄い才女が来られましたね。
田中さんは昨年奈良の興福寺に行って阿修羅像を見て千手観音は皆を救うため千本の手があるけれど千本手があっても皆を救うには足りないと困っているのではないかという想像で今回の句ができたそうです。
それから様様とはたくさんの神様という意味だそうです。また発掘というのは春に始めることも教えてもらいました。
次回はさくら、田楽です。今年のさくらは開花が早いそうです。
今月の特選句
春愁や父の言葉を手繰り寄せ 木原
春愁や女の耳の土耳古石(とるこいし) 高本
今月の準特選句
春愁や金平糖の棘数ふ 中村
その他の句
春愁の千手観音困り果て 田中
春の土ころがりて子等ころがりて 中村
靴裏の模様そのまま春の土 中村
湯煙の無心の白さ春愁い 谷本
春愁やまろくくぼみし石の椅子 高本
発掘の土器(かわらけ)春の土匂う 高本
春愁や校庭のさびた鉄棒 田中
春秋や二人暮らしの朝遅く 加藤
様様の御座しますかな春の土 松原
春愁で割りし安酒燗上がり 松原
手を休め腰を伸ばすや土匂う 田中
春愁やホテルのテラスひとり旅 木原
臨月の種を孕みて春の土 松原
太陽系億光年目の土匂う 谷本
春の土連作拒む茄子トマト 加藤
とにかくも掘り返すなり春の土 木原
土匂い弘前城への旅そぞろ 谷本
猫の手や用足し終えて春の土 加藤