俳句愛好会
10月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2014/10/16 19:00~
今月の季題:みのむし 露
参加者数:6名
選考作品数:17作品
▼次回予定▼
11月18日(火)
季題:干し柿 秋時雨
今月は中村さんが特選です。すばらしい句ですね。夜に月の光が一つひとつの露にあたりお月様が露に映っていたのを観察されたのでしょうか。職業柄、流石に見逃さないですね。私は、言い訳ではないのですが毎日、通勤で30分くらい歩くので柿の木や石垣を覗いて蓑虫探したのですが結局見つけられませんでした。次回は11月18日(火)季語は、干し柿 秋時雨 です。あんぽ柿はおいしいですね。干し柿をしっかり見てがんばりましょう。
今月の特選句
露の数 ほど月光の 分れけり 中村
今月の準特選句
世の隅に 生まれて生きて 露の玉 山本桃潤
その他の句
父慕ふ 蓑虫ただに 風を待つ 谷本
糸一本 蓑虫流離ふ 如くなり 山本桃潤
蓑虫ら 襤褸(ぼろ)それぞれの 仕立かな 松原
成るように 成るしかないさ 露の世よ 木原
結実の 大音響や 露の玉 山本桃潤
幾千の 朝堪(あしたたた)ふる 白露かな 松原
蓑虫の 庵(いお)には住めぬ 吾身かな 松原
暑き日も 尊き一日 白露かな 谷本
蓑虫も 冷えに縮かむ 由布の朝 谷本
蓑虫は 風に吹かれて 世間知る 加藤
トンネルを みのむしとなり 通過する 加藤
蓑虫の 糸短くて 明日は雨 加藤
蓑虫や 地球の芯を 引きあひて 中村
ロマンをと 道を付けるや 露しぐれ 木原
蓑虫や 生き抜く道を 学びけり 木原