公共イメージ委員会 (雑誌部会)

【2018-19】 2019/02/06

「ロータリーの友」記事紹介(2019年2月号)

(山本恒雄)


今回は紛争解決月間の記事が特集として組まれています。
そこもお読み頂きたいのですが縦書きのページのSPEECHから紹介したいと思います。
著者は関西大学教授の久木田淳さんです。

— 2730地区IM基調講演から —

私は18歳の頃「私は誰?」「なんのために生きているのだろう」「この宇宙で、この地球で、私はどんな価値があるのだろう?」と考えました。
30歳で国際公務員を受験する要件が揃い国連で勤務します。
そしてユニセフに配属されます。
ミャンマー、南アフリカ、バングラデシュ、東ティモールなどの世界の紛争地でユニセフで仕事をしてきました。
紛争地での色々な経験をして日本に帰って来て、大学の職員として若い人たちと触れ合っています。
一般に内向きで世界のことに関心がないといわれている彼らですが、私にはどうもそれは違うという感じを抱いています。
20世紀世代は教育を受け社会に出て仕事をし、そして引退という一本道の人生設計で進んできました。
しかし若い世代は違います。
教育を受けながら正規の仕事につかず働いたり、就職しても次々に転職をしていく、又起業する、すなわち21世紀は多様な生き方が普通になっていく社会になるのです。
又お金よりこころ、人間関係や幸福感を重視する社会へ移行します。
最後に一つの言葉を紹介したいと思います。
世界経済ホーラムやBBCなどででも紹介された概念「IKIGAI」日本語の「生きがい」です。
脳科学者の茂木健一郎氏の本のタイトルとして世界で注目されています。
私達日本人が今まで意識せずに「生きがい」と言っていたことを分析すると、
大好きなものを続ける。
社会のニーズに応える。
自分が得意なことをする。
自分の生活を支える。
と言う四つの相互関係にあるということです。
大切なのはこの四つのバランスが取れていることです。
私達20世紀世代は自ら持続可能なライフスタイルを実践し次世代にバトンタッチする責任があります。

端折って引用しましたので意味がつながら無いかも知れません是非本文を読んでいただきたいと思います。
ロータリーの精神とつながる点が多いと思われます。

  

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