俳句愛好会
10月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2019/10/31 19:00~
今月の季題:鹿 自由題
参加者数:7名
選考作品数:21作品
▼次回予定▼
11月28日
季題:柿落ち葉 冬
今月は沖縄の首里城が焼失したことを哀しむ中村さんの句が特選でした。
3年前に熊本城も地震で被害を受けました。やはり地震雷火事は怖いです。
大分にも鹿は居ますが奈良や宮島にように観光客と接することはないですね。
今月の特選句
天上の首里城哀し秋に落つ 中村
今月の準特選句
鹿鳴くや組石苔むす古刹跡 高本
悲しみは重荷とせずに流れ星 木原
その他の句
鹿垣の途切れ奇岩の行者道 高本
幾たびの黄落忠直廟静か 谷本
雲海の旅路の先の愁思かな 田中
石仏も降りて摘みたし草の花 加藤
鹿の目に何やら遠き神代かな 松原
おじぎする何だかさびし奈良の鹿 木原
歓声乗せ楕円球行く秋高し 中村
鹿鳴くと大原に待つ手に歌集 谷本
林檎持つ娘の朱と爺の紅 松原
無住寺にかくれん坊ら木の実降る 高本
熱下がりぶどう一粒差し出され 加藤
鹿鳴くやブナの大樹の森深し 中村
山路にて野鹿にまみえ風の止む 松原
鹿二匹ヘッドライトに身動かず 田中
鹿に会う童心跳ねて扇山 谷本
それとなく竜胆さがす山登り 田中
せんべいに群がる鹿やキャーの声 木原
首振りてせんべい強請る奈良の鹿 加藤