俳句愛好会

2月句会

場 所:ライン句会

日 時:2025/02/27 19:30~

今月の季題:春めく 梅香る

参加者数:5名

選考作品数:25作品  〇は陽鳥先生選


▼次回予定▼

3/27 19:30~20:30

季題:田中さんから来月の席題。  恋、愛(初恋、大人の恋、夫婦の愛、ただしペットは除く)に関するもの 短歌と違って俳句は恋の句は少ないけどできなくはないと思う。何も花鳥風月ではなくとも。時には無季語でも。 自由句 卒業。 司会担当は豊田さん。


今月は得点が広範囲に割れて特選句も5点でした。皆さんスカイツリーよりも東京タワーが好き見たいです。俳句する方はレトロがいいのでしょう。作者の万作さんは最近2週間ほど東京に滞在したそうでその時に東京タワーを見てできた句とのことでした。
今月の兼題担当の万作さん、特選を取ってよかったですね。

以下は陽鳥先生からのメールです。

角川『俳句』令和七年二月号 寄稿「作品8句」から
お い で 渕野 陽鳥(花鶏)
ストーブに薪くべ話それからに
冬林檎息災を聴く輝きに
泣き止めば幸せが来る冬帽子
凸凹の凹のあたりの龍の玉
寒鯉のぶつかる山のひと揺らぎ
おふくろはおほきな袋草団子
自画像にサインは入れず冬の蜂
思ひ出より勿忘草のおほかりし

2025/2/28 渕野陽鳥/記

今月の特選句

春めくや東京タワーの青い空 (万作)〇 5 点

今月の準特選句

恋猫や反古を礫に一人の夜 (豊田)4 点

その他の句

以下3点
梅の香や凛と平家の姫屋敷   (扇山)
春めくやまだ見ぬ国の蒼き空 (扇山)
魚板や堂に春めく息を吐く  (豊田)
珈琲の湯気の高さよ春めける  (中村)
以下2点
梅便り子より嫁より句友より(豊田)
面会は十分窓は春の雪  (豊田)
青空に生けし一輪の紅梅 (中村)
俤と行く心もち春の霜  (中村)〇
果樹園の徒長枝気まま春めけり(加藤)
以下1 点
梅香る階段一歩一歩かな(扇山)〇
煙突の煙直角春一番 (中村)
春めいて行くやわが身も滾りだす(万作)
ガソリンの高騰続く春遅し(加藤)
以下0点
靴底に小石噛みつく春の山(豊田)
待ち合わせ場所は梅の香降るあたり(中村)
春泥の畑三歩で立ち往生  (扇山)
春めくや眼下に灯る家二つ (扇山)
格子戸へ客を迎えし梅香る (万作)
庭手入れ一息入れるや梅香る(万作)〇
ありがとう梅の香りや追肥やる(万作)
老農の知り尽くす畑春めけり(加藤)
春めくや上着腰巻く肘鉄砲 (加藤)
梅香る鋸引く大工顔上げず (加藤)


中村さん宅の梅一輪咲きました





  

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