俳句愛好会
【2013/12/18】
(12月の季題) 雑炊 忘年会
参加者9名 23作品
今月の特選句
山頭火 憶い雑炊の 椀を抱く 作者:谷本
句会 12月18日 季題 雑炊 忘年会
次回 1月16日 季題 冬帽子 屠蘇
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今月の準特選句
板の間で 囲んだ雑炊 母の顔 木原
年忘れ 思い出すこと 多くなり 松原
いつからか 昼間集まる 忘年会 加藤
少国民 戦中戦後 芋雑炊 河野
雑炊の 湯気にちちはは はらからも 山本
あつあつの ぞうすいうまし 寒さとぶ 浦松
醤油かけ 大根雑炊 外は風 田中
忘年会 同じ笑顔で 来年も 福島
【2013/11/21】
(11月の季題) ススキ 長き夜 行く秋
参加者8名 22作品
今月の特選句
鉢植えの すすきに見ゆる 野の九重 木原
水禍の 地竹灯に満ち 秋行けり 谷本
今月の準特選句
長き夜や 登り窯の火 守る漢 山本
陸奥を 地図になぞりし 夜長かな 河野
行く秋や 名刹ぽつんと 佇みて 田中
戸袋の 雨戸また出す 長き夜 加藤
人の世の 儚きなれど 夜長かな 松原
静けさに つつまれ想う 夜長かな 福島
【2013/10/17】
(10月の季題) さんま もみじ
参加者8名 22作品
今月の特選句
特選句 「語るべき 生涯はなし 秋刀魚焼く」 作者:山本
句 会 10月17日(木)季題 「秋刀魚、もみじ」参加 8 名
次 回 11月21日(木)季題 「行く秋、夜長、すすき」レフトアローン
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今月の準特選句
人も亦 何れ同じく 骨秋刀魚 松原
両子寺の 仁王を染むる 大もみじ 田中
出で湯にて 老兄多弁 照紅葉 谷本
温泉の あふる湯船に 紅葉浮かせたり 河野
全山を 被い隠すや 夕もみじ 木原
ほろ苦き 腹身たまらん さんま通 加藤
碧水に 紅葉映えけり 長門峡 福島
(水面の碧色ともみじの紅色がどちらも目を見張るほど綺麗だった長門峡を思い出して)
【2013/09/26】
(9月の季題) コスモス、月
参加者8名 22
今月の特選句
大ライン 河畔の古城 月の中 作者:山本
句 会 9月26日(木)季題 「コスモス、月」 参加 8 名
次 回 10月17日(木)季題 「さんま もみじ」
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今月の準特選句
アイヌ史を サロマ湖の月 語り継ぐ 谷本
ひょうひょうと されど小粋な 秋桜 木原
月の出や 朱の細波の 別府湾 河野
一つだけ 叶えて欲しい お月様 加藤
秋桜 訪う風を 見送れり 松原
無人駅 コスモスも 少し咲いてをり 田中
月明かり 母と探せば ビルのかげ 福島
(満月の夜に母とベランダから探しても月は何処にもなくあるビルの後ろがぼーっと明るくなりそれが実は満月でした)
【2013/08/22】
(8月の季題) 吾亦紅 新涼
参加者8名 22
今月の特選句
暑かったね 囁いている 吾亦紅 作者:谷本
句会 8月22日(木)季題 「吾亦紅・新涼」
次回 9月26日(木)季題 「コスモス・月」
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今月の準特選句
くろさわの ロケの馬道 吾亦紅 河野
新涼や 文机に置く 草枕 山本
新涼や 誘われくぐる 縄のれん 木原
新涼や 先行く犬に 任せたり 加藤
牧水が 君におくらん 吾亦紅 田中
(若山牧水に 「吾亦紅すすいかるかや秋草の寂しき極み君におくらん」という歌がありそれからとったそうです)
新涼や 男池の水も 鎮まれり 松原
新涼や 電車にまどう とんぼかな 福島
(季重ねと気にしていたそうです)