俳句愛好会

特選句・準特選句一覧

【2014/05/22】

(5月の季題) 若楓 ほととぎす

参加者7名 24

今月の特選句

 父くれし 目覚まし壊れ  ほととぎす    作者:加藤

今月の準特選句

雲水の 声透きとほる 若楓              河野

若楓 次女に次男の 生まれけり           田中

日帰りの 空き家に響く ほととぎす         加藤


【2014/04/17】

(4月の季題) 草餅  春灯

参加者9名 25作品

今月の特選句

電球の 微温(ぬる)きを捻る 春灯  作者:河野  

今月の準特選句

一村も 繭に包まる 春灯下          松原

春灯に 起居美しき 女(おみな)かな   山本

草餅や 母の回忌の 指を折る        谷本

春灯り そぞろに長き 影二つ       中村

べニシアと 草餅食べて ハーブ談      加藤

春の灯や 自転車で行きし 君の町     田中

春灯や 花も淋しい そぞろ雨       木原

草餅を 数えて想う 笑顔かな       福島


【2014/03/27】

(3月の季題) 春泥  闘牛

参加者8名 22作品

今月の特選句

闘牛と 生まれて眼 優しけり        作者:山本  
句 会  3月27日(木)季題 「春泥  闘牛 」参加 8 名
次 回  4月17日(木)季題 「草餅  春灯 」
「22全作品見る」

今月の準特選句

流されて 天皇も見し 牛相撲         河野
(後醍醐天皇が隠岐の島に流されたという歴史ロマン)

春泥や 離れし友と 会へぬまま         田中

春泥を 跳ねてスカート 気にもせず       木原

春泥に 今日も部活は 縁走る          加藤

雄叫びの 闘牛満座を 睨めわたす      谷本
(闘牛で勝った牛が「どうだ」といわんばかりに満座を見ている情景だそうです)

春泥を 覗いて見れば 黄泉路かな         松原

雨音の 後に残りし 春の泥             福島

山を踏む 靴底笑い 春の泥             中村


【2014/02/20】

(2月の季題) 梅、二月、如月

参加者9名 24作品

今月の特選句

特選句
探梅の 歩を伸ばしたき 日和かな   作者:山本  
句 会  2月20日(木)季題 「梅、二月、如月」参加 9 名
次 回  3月27日(木)季題 「春泥 闘牛    」
「24全作品見る」

今月の準特選句

梅ヶ枝や 孫の巣立ちの 近づきぬ  谷本   
垂れ雪 止まりし時の 動きたり   松原  
曲水の 十二単や 梅の宴      田中   
梅咲けど いまだ決まらぬ 稽古ごと 加藤  
想い出す ほのかなかほり 梅の花  浦松  
歩とまりて なほ紅き頬 梅に酔ひ  中村  
凛とくる なれど一輪 梅の花    木原  
櫛風(しっぷう)に 春咲き初めし 梅静か 福島  


【2014/01/16】

(1月の季題) 冬帽子 お屠蘇

参加者9名 21作品

今月の特選句

ロンドンを 歩む漱石 冬帽子  作者:山本  
句 会  1月16日(木)季題 「冬帽子、お屠蘇」参加 8 名
次 回  2月20日(木)季題 「梅、二月、如月」
「全作品見る」

今月の準特選句

月天心 街灯白く 冬帽子       田中
腑に落ちる 齢の重さよ 屠蘇を酌む  谷本
二人居や しみじみと受く 屠蘇の杯  山本
鏡にも 思いがつのる 冬帽子     木原
手の皺を 肴にのめる お屠蘇かな   松原
願いつつ 注ぐお屠蘇の 溢れけり   加藤
とその風呂 湯気をあつめて 幸祈る  中村
髪かくし 楽に出掛けし 冬帽子    福島


  

別府北ロータリークラブ

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