会長の時間
【2017-2018】
第2537回 例会
日時:2017/12/06
場所:ホテル白菊
会長:藤本修司
早いもので、もう師走、12月です。今週もRC関係での話題は乏しく先月11月22日の炉辺談話ぐらいでしょうか。斉藤、近藤、岩瀬の新入会員を囲みながら山本、岡田、板井、私の四名が思い思いにロータリーについてお話をしました。
彼らにどう響いたかはわかりませんが。
因果と云う言葉があります。原因と結果。世の中の殆どは、これで説明がつきます。しかし、皆さん。原因と結果の間に縁があることをご存知でしょうか?
もう少し正確に言うとひとつの原因は縁の深さによって、結果に現れる。ここに縁をつなぐことの大切さがあります。新しく入会された3人。それぞれのご縁によって入会されました。入会されたことにより、新しいご縁が生まれます。これを、縁をつなぐと云います。別府北RCの会員一人ひとりと縁で結ばれていく。そして、中には深いご縁で結ばれ見事な結果を生み出だす事もあります。そんなロータリー生活を送って頂きたいと思います。
さて、先週、カンボジアに行って参りました。私がライフワークにしている「クメールの誇り」支援プロジェクトの為にです。観光旅行ではありません。
「クメールの誇り」について、お話しますと。かつて、9~15世紀時代。今のカンボジアを中心にタイ、ベトナム、ラオス、そしてインドネシアの一部を含む巨大な王国がありました。現在、シェムリアップにあるアンコール遺跡群が、その一部です。当然、文化芸術が栄え、後世に伝える工芸品も多々ありました。残念なことに、欧米列強の植民地政策や第二次世界大戦を経て、共産主義政権になった時、あの有名な「クメールリュウージュ」。ポルポトによって、都市部の知識人が大虐殺されました。当時、250万人とも言われる知識人階級が殺戮されたのです。その結果、当時の伝統文化を継ぐ人達がいなくなりました。その一つがクメール焼きと云う陶器です。幸い、日本の日本(笹川)財団が何とかしたいと陶器の産地であるコンポンチュナムに日本の陶工の手をかり5年の歳月をかけ、復興致しました。物語はここで終わるのですが。。。ところが、彼らは陶工としての技術は身に付けても、売り方をしりません。そして、食うためには、一人また一人と他の職について行くようになりなした。このままでは、せっかく復興したものが又消えてしまう。と、立ち上がったのが当時、通訳としてプロジェクトに関わっていた山崎 幸恵であります。何とかしなければと云う思い。しかし、物販となると、彼女の思い通り行きません。そこで、小生の登場です。正確に言うと「銀ちゃん」と云う友人を介してでありますが。冒頭の話。銀ちゃんからご縁を頂き、今、その縁を深めております。この事業、道半ばと云うより緒についたばかりです。今後、皆様のご協力を頂くことがあると思いますが、その時は私とのご縁を深めるつもりで、ご協力、お願い致します。
以上で、会長の時間を終わります。