会長の時間

【2016-2017】

第2487回 例会

日時:2016/09/21

場所:ホテル白菊

会長:後藤明文


皆さん今日は。第2487回例会、出席誠に有難うございます。暑さ寒さも彼岸までといいますが明日22日が秋分の日です。昨夜は少し肌寒く感じました。季節の変わり目ですので体調には充分お気をつけ下さい。

又、台風16号は鹿児島、宮崎、県下は県南の蒲江の竹の浦、西の浦方面が被害が大きかったようです。個人的には、皆様方からお世話になりました第68回全日本総合女子ソフトボール選手権大会が9月17日から始まりました。選手登録683名スタッフ153名、県下3チーム計32チームが出場して大分県ソフトボール協会並びに別府市ソフトボール協会が主管で開催され上野由紀子投手擁するビッグカメラ(群馬県)がタイブレークで1対0で優勝しました。この全国大会で4年後の東京オリンピックで活躍する選手が出ると思います。

9月17日世話クラブ・カウンセラー研修会がホルトホール大分に於いて10時30分より11時50分迄、昼食後12時30分から16時30分迄、米山奨学会・R財団部門地区セミナーが開催され丸1日あり、萩尾米山奨学生カウンセラー、R財団委員長と一緒にセミナーに参加しました。特に(公財)ロータリー米山記念奨学会 学務・学友担当の武本 泰子さんの危機管理について…米山奨学生はすでに来日歴がある程度あり、日本語もでき、日本の生活にも慣れている人がほとんどですが、それでも本人では、避けることや防ぐことの難しい事例があります。例えば、

自然災害…地震、津波、災害、落雷ほか

健康危機…感染症(インフルエンザを含む)、食中毒ほか

重大事故…火災、交通事故、学校での事故ほか

重大事件…盗難、テロ、ハラスメント事案、事件を起こす(加害者になる)、犯罪に巻き込まれる(被害者になる)ほか

各大学では危機管理マニュアルがすでに整い、何かあれば留学生課の担当者が対応してくれる場合が多いと思いますが、米山奨学委員会の地区委員やカウンセラーを中心とする世話クラブの方々にも危機管理について学んでいただく必要があります。

危機管理とは、想定される危機に対する体制や対応策を検討し、危機的状況の発生を未然に防ぐためのリスクマネジメントと、その危機による被害を最小限に食い止めるクライシスマネジメントに分かれます。また、被害に遭った学生の心のケアなどのアフターケアも重要です。

リスクマネジメント…危機を未然に食い止める

・国民健康保険に入る(米山奨学生は国民健康保険に入ることを義務としています)

・生命保険(任意)

・イベント参加に関しては損害保険をかける

・イベント参加のロータリアンの中の「医師」を事前に確認し、リストを作る。

クライシスマネジメント…被害を最小限に食い止める

・直ちに責任者に報告(イベントの内容にもよるが、グループで行動することを推奨。責任者を設定、参加者に通知しておく)

・参加しているロータリアンの中の「医師」に判断を仰ぐ

・すぐに病院へ搬送するなどの措置を取る

・他の参加学生の動揺を最小限に。説明し安心させる。(カウンセラーや地区委員がそばについておく)

アフターケア…PTSDなどへの対応

・学校の担当者と連絡をとる。入院する場合や怪我がひどい場合などは授業に支障がでることもあるため、学校の担当者や指導教官と相談し対応する。

米山奨学会には、お見舞い金や高額医療費補助などの制度はありません。また、休学や帰国する場合、奨学金がストップしたり打ち切りになる場合があります。米山事務局にご相談下さい。03-3434-8681 担当:武本

 

具体的な対応策(全てに共通すること)

・状況を確認し、すぐに報告。報告先は地区米山委員会⇒地区の危機管理委員会

(米山奨学会事務局にもご報告、ご相談願いします。)

・日頃から連絡網を整備しておく。

カウンセラーだけでなく、複数の会員の連絡先を奨学生に通知。

奨学生の母国の連絡先や親しい友人の連絡先も確認

・大学の危機管理体制を確認しておく。担当者の連絡先も確認。

・常に情報収集し、情報を共有できるようにしておく

・日頃から信頼関係を築き、何でも言いやすいような環境作りをする。

・学友会のネットワークに早めに学生を入れ、「頼れる先輩」を確保。その学友も交えて複数で食事をするなど、日頃からコミュニケーションをとっておく。

  

別府北ロータリークラブ

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