会長の時間
【2015-2016】
第2464回 例会
日時:2016/03/16
場所:ホテル白菊
会長:佐藤秀男
皆さんこんにちは、3月は「水と衛生月間で
す。」3月2日会長の時間に強調月間の説明を行な
いました。本日は当クラブの実績をお話しさせて頂
きます。
当クラブも「2008~09故二宮会長・佐藤年度」に
ロータリー財団の資金を使い、タイ国パヤオ県水プ
ロジェクトとして公立校29校へ浄水器設置を行なっ
ております。このプロジェクトはロータリー財団の
WCS (世界社会奉仕) ・マッチング・グラントプロ
グラムにのっとり行なわれました。
この浄水器設置プロジェクトは当クラブと友好ク
ラブであるタイ・バンコク・クロントイRC
(D3350)の会員MRソンブンさんが提唱者となっ
て現地タイ側7RC、日本側7RC、オーストラリア
lクラブが参加し、事業総額US$62,521 (内当クラ
FJUS$17,500)の合同事業として行ないました。こ
の支援はバンコクに本部を置いているNPO法人「生
涯教育財団」がパヤオ県で今なお見られる人身売買
の抑止目的でパヤオ公立校を巡回している中で83校
の内64校が自然発生的な雨水、地下水や湧水等を貯
水し飲料水や生活用水として利用している中で特に
飲用水があまりにも劣悪であることが問題となり、
子供達の飲用水による健康被害を無くしたいという
事がパヤオ水プロジェクトの始まりです。
特に劣悪な64校の内35校は前年度に浄水器の設置
が完了しておりました。
2009年1月16日の浄水器贈呈式典には二宮会長と
私は喪に服しておりましたので出席出来ませんでし
たが、堀能教国際奉仕委員長と三笠副委員長に出席
頂きました。
しかし次々年度2010~ll芦刈会長・堀能教幹事
年度に浄水器設置水プロジェクト追跡調査に行く計
画をたてられたので参加させて頂きました。
パヤオ県はタイ国北東部に位置し、貧困に喘ぎ、加え
て農薬パラチオンによる高濃度の水質汚染で腎臓障害
等を発症、風土病化しておる恵まれない地域で、その浄
水器設置の公立校2校の現況を見てまいりました。
浄水器に入れる前の今まで飲料用として使用して
いた水は黄色く濁りこの様な水を今まで飲んでいた
のかと大変驚きましたが、今は浄水器のおかげでパ
ラチオン等の農薬を除去された透明の水になり、生
徒のみならず、父兄や近隣地区住民が利用出来、大変
重宝されている事を実感し、帰国しました。
国際ロータリーのロータリー財団の使命は「ロー
タリアンが健康状態を改善し、教育への支援を高め、
貧困を救済することを通じて世界理解・親善・平和
を達成できるようにすることです」
この水プロジェクトは財団の使命に当てはまり、
グローバル補助金の計画を立てる一つの指針として
6つの重点分野の項目にはいっており、又、国際ロー
タリーの強調月間に指定されています。
以上で会長の時間を終わります。