会長の時間

【2024-2025】

第2773回 例会

日時:2025/03/05

場所:ホテル別府パストラル

会長:大附嘉孝


会長の時間です。
まずは、先月26日に発生した岩手県大船渡市の山林火災ですが、発生から一週間となりましたが、未だ鎮火に至っておりません。2月の記録的な少雨による乾燥で、火災地域は拡大し、焼失面積は今朝6時時点で2,900ヘクタールに達しました。昨夜未明から雪が降り始め、今朝からは雨に変わっています。この雨、雪は大船渡市では38日ぶりとなり、明日にかけ30ミリ程度の雨が予想されています。この雨により火の勢いが弱まり、鎮火につながっていくことを祈るばかりです。被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。

さて、今月は水と衛生月間です。

1992年12月に国連が3月22日を「世界水の日」と定め、水がとても大切であること、きれいで安全な水を使えることの重要性について世界中の人々と一緒に考えるための日とされています。
ロータリーでの「水と衛生」は7つの重点分野の中の1つです。2014年10月、RI理事会は重点分野である水と衛生月間である3月を地域社会における安全は水の公平な提供、衛生設備や衛生状況の改善、持続可能な水設備と衛生設備の設置、資金調達、そして維持管理を地域住民が行っていくための能力向上や安全な水と衛生の重要性について地域住民の認識を高めるためのプログラム支援、水と衛生に関連した仕事に従事することを目指す専門職業人のための奨学金支援等を強調する月間としました。

地球上にある水の約97%が海水で約3%が淡水(飲み水として利用できる水)です。しかしそのほとんどが南極や北極の雪や氷、深いところにある地下水で利用することができません。身近に利用できる川や湖の水は全体の0.01%しかありません。
日本では蛇口とひねるだけで簡単に安全な水を手に入れる事が出来ます。しかし、同じ地球上にいて汚染水で病気になる人や命を落とす人が後を絶ちません。未来を担うはずの子どもたちでも、水汲みなどの労働により学校にも通えずつらい境遇を強いられている子どもたちが大勢います。
世界で安全な飲み水が得られない人は7億4,800万人おり、毎日1,400人の子どもが劣悪な衛生環境と不衛生な水を原因とする病気で命を落としています。
ロータリーはこれまでロータリー財団のグローバル補助金等使って様々な水と衛生に対するプロジェクトを行ってまいりました。当クラブでも先月の例会で佐藤奉仕プロジェクト委員長よりご紹介ありましたように浄水器の設置、透析器寄贈等の国際奉仕活動を行ってまいりました。
3月はロータリーの「水と衛生」月間です。
きれいな水、安全な水をもたらすロータリーの取り組みをあらためて認識するとともに、別府北ロータリークラブとしての水プロジェクト活動再開を考えて行ければと思います。以上で会長の時間を終わります。

  

別府北ロータリークラブ

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