会長の時間
【2008-2009】
第2120回 例会
日時:2008/10/22
場所:ホテル白菊
会長:二宮 清行
10月は「職業奉仕月間」と共に「米山月間」です。
今日は(財)ロータリー米山奨学事業について少しお話してみたいと思います。
(財)ロータリー米山記念奨学会は、勉学、研究を志して日本に在留している外国人留学生に対し、日本全国のロータリークラブ会員の寄付金を財源として、奨学金を支給し支援する民間の奨学財団です。
1967年に財団法人として設立の許可を受け、これまでに世界109の国・地域出身の13,902人(2007年4月現在)におよぶ外国人留学生を支援し、今日では、事業規模と採用数において、民間で最大の奨学団体となっています。
ロータリー米山奨学制度の最大の特徴は、経済的な支援だけでなく、「世話クラブ・カウンセラー制度」を設けて,奨学生の精神面のケアを図っていることです。
親善・交流を通じた国際理解を推進する米山奨学事業の要であり、ロータリークラブという地域密着の組織だからこそできる重要な特性と言えるでしょう。
奨学生には、大学・学校の所在するロータリー地区から1つのロータリークラブが世話クラブとして選ばれます。
さらに世話クラブの会員の中から、専任のカウンセラーが1人ついて、奨学生の日常の相談に乗ったり、文化体験の案内役や交流の橋渡しに努めたりして、奨学生の日本での生活が心豊かなものになるように配慮しています。
大学の指導教員と連絡を取り合ったり、自宅に奨学生を招いて家族ぐるみで交流したりする例もあります。
奨学生には毎月1回世話クラブの例会に参加することが義務づけられており、奨学金もそこで手渡されます。
その他にも奨学生には、ロータリークラブの例会で母国のことや自分の研究について卓話したり、クラブ・地区の社会奉仕活動、交流会や研修旅行に参加したりと、ロータリーの活動を通じて、日本文化や地域社会と触れ合うさまざまな機会が提供されます。
当クラブでは後藤憲志副会長が委員長をしてくれています。
協力依頼がありました折は、ひとつ気持ちよくご協力くださいませ。