会長の時間
【2010-2011】
第2244回 例会
日時:2011/06/29
場所:ホテル白菊
会長:芦刈 直
今年度最後の会長の時間をさせていただきます。
先週の24日(金)、25日(土)、26日(日)の3日間、会社の塗装業界の研修旅行で、京都・奈良・吉野に行ってまいりました。
3日間フリータイムだったので世界遺産のお寺と国宝の仏像を拝観してまいりました。
奈良は薬師寺。境内は、薬師寺伽藍と呼ばれ復元された西塔や金堂の鮮やかな色彩が美しく、東塔は現在修理中で、行った日は修理法要中で沢山の人で一杯でした。
次が鑑真和上ゆかりの唐招提寺。国宝の金堂は豊かな量感と簡素な美しさを兼ね備えた天平洋式、八本の柱はエンタシスでギリシャの神殿建築技法が、シルクロードで日本まで伝来したかのように感じます。
次に東大寺大仏殿へ行ってきました。南大門の左右に立つ金剛力士像は、躍動感あふれる姿と迫力ある形相がすごかったです。
本尊の慮舎那仏は、釈迦如来の別名で、世界を照らす仏「光り輝く仏」の意味です。
像は青銅で像高は14.98m、大仏殿は間口57.01m、奥行50.48m、高さ48.76mで、木造建築では世界一の規模です。
大きさに圧倒されました。
奈良の最後は天平時代の仏像、阿修羅像で知られる興福寺。境内にそびえる五重の塔は奈良で一番高い塔で、ここも世界遣産であり阿修羅が附属する八部衆立像や十大弟子像などの奈良時代の仏像と一緒に国宝館で公開されていました。
天平彫刻の傑作であります。
京都は、太泰の広隆寺。推古天皇11年(西暦603年)に建立された京都最古の寺院で聖徳太子建立の日本七大寺のひとつであり、国宝第1号の弥勤菩薩半伽思惟像。
お釈迦様に代わってすべてを悩み、苦しみをお救い<ださり、正しい道へお導き下さる慈悲の仏様です。
仏像の前に立つと心が洗われる気持ちがいたします。
今回の京都、奈良、吉野の旅は、歴史を思い起こさせ、日常とはかけ離れた真掌な気持ちにさせてくれました。
最後に堀能教幹事を始め会員皆様の温かいご支援、ご協力がありました事で、一年間の任期を無事に終えようとしています。
会員の皆様に深く感謝を申し上げて最後の会長の時間を終わります。
ありがとうございました。