会長の時間
【2007-2008】
第2088回 例会
日時:2008/02/27
場所:ホテル白菊
会長:山本 恒雄
又、少し寒さがぶり返しましたが、以前と大分厳しさが違います。
寒さの中、うちの白木蓮の莟から白い花びらが覗き始めました。
昨夜は会長の時間の話題を探しながらロータリーの友、2月号を捲ってみました。
「他人を自分のように感じられれば」 ロータリー米山記念奨学生 金静希(キムジョンヒー)さんの日韓親善会議でのスピーチを読みました。
17P-20Pまでの小文ですから、是非お読みいただきたいと思います。
ソウルからきて東大で古事記、日本書紀の勉強をしているかたです。
このスピーチで言いたいのは、他人が自分のような人だと感じられるのであれば、乗り越えられない紛争はないということです。
(人)は利己的で嫉妬深くて幼稚で、自分の間違いは許しながら人の間違いは赦し難い、そういう醜い存在、私の中の矛盾がばれるか心配で強がって突っ張っているそういう姿、そして、私と同じくいつ壊れるか分からない弱い人間の姿、自分の醜い姿に一度だけでも痛みを感じたことのある人であれば、そのために自分の骨の隅々まで苦痛を感じたことのある人であれば、他人のことを自分だけの裁判にかけてぐちゃぐちゃにすること、それが果たして可能なのでしょうか。
問題回復のために誰が先に手を振るかということでしょう。
これだけではとても金さんの考えは伝わりませんが、少なくとも米山に寄付をする価値を十分に感じさせるスピーチでした。