会長の時間
【2007-2008】
第2086回 例会
日時:2008/02/13
場所:ホテル白菊
会長:山本 恒雄
今朝は、雪が庭の白木蓮に薄く積もっていました。
待ちわびている花が咲いたかと一瞬思いました。
連休を利用して私の故郷、門司の田舎に帰ってきました。
母の生家のある村は、山沿いに数戸の農家がへばり付くようにあって、50年前と何も変わっていませんでした。
農道、畦道、小川が昔の侭で、母の胎内に帰ったかのような懐かしい感じをもちました。
帰った目的は、呆けてしまった母に逢う為です。
明治44年生まれの母は気丈で、私達3人の男兄弟を育ててくれました。
90歳を過ぎても政治、経済、スポーツ何にでも口を出し、子どもからうるさがられていました。
ところが、95歳位から呆け始めました。
この母が凄くいい顔をしています。だんだんと赤ん坊の顔になってきました。
本当に悩みがなくなったのでしょう。
私と手をつないで歩き、数分前の話は忘れています。
以前、私はこの母が情けないと思いました。
しかし考えて見ると、母は最高に幸せな瞬間を生きているのでしょう。
人にも自分にも何も求めずに、全て人に任せて暮らしているのです。
私はもうすぐ64歳です、まだ体も心も元気です。
なるべく早く、この呆けた母のような心境になりたいと思いました。
そしてより毎日を楽しみたいと思います。
その道はロータリーの活動にあるのではないかと考えています。
本日は金子先生に、犯罪被害者の会についてお話いただきます。
宜しくお願いします。
又、前岡PGには地区の問題を話して頂きます。