会長の時間
【2014-2015】
第2389回 例会
日時:2014/07/23
場所:ホテル白菊
会長:浦松 傅
皆さん今日は。先週は出張の為、欠席をさせていただき、大変申し訳ありませんでした。梅雨明け宣言もあり、本格的な夏がやってきそうですが、熱中症等にかからないよう、ご自愛専一にしていただきたいと思います。今年のRI会長は御承知のとおり台湾の方ですが、「修身斉家治国平天下」と「大学」の一部を引用して御自分の考え方を発表しておられ、このことについてロータリーの友6月号に浦和RCの岩渕均氏も解説されていましたが、私も今後、黄其光(ゲイリー・ホアン)会長から中国古典の話が出てくるのを楽しみにしています。「大学」は孔子の弟子である會子が書いたものですが、自己を修め大人(たいじん)すなわち人によい影響を及ぼす人物となる為の教えを記したものです。成人という言葉には二つの意味があると言われています。一つは成年に達する、大人になるという意味。もう一つは下から読んで人と成る。立派な人間になるという意味です。大人になるのは年令で20才になれば、努力しなくても大人になれる、しかし人に成るには努力が必要です。人間が生まれながらにして与えられている「徳性」を育成する学問が必要です。これを「人間学」というそうです。一方、知識・技術を習得する為の学問を「時務学」というそうです。昔は学問をすると言えば人間学をいい、時務学のほうは芸を言われていたそうです。(伊興田覚氏)、戦後、日本は主に時務学を学んできたと思われますが、今こそ私達もロータリー活動を通して、人間学を学ぶ必要があるのではないでしょうか。