会長の時間
【2013-2014】
第2367回 例会
日時:2014/02/12
場所:ホテル白菊
会長:高田 利徳
「500万人」皆さまこちらの数字なんの数を示していると思いますか?
実は、現在日本で一人暮らしの老人の数です。
日本は高齢化社会に突入しておりますが、これだけ多くのご老人が実はひとりで生活をしておりそして、誰にも看取られることないままお亡くなりになられるいわゆる孤独死が年間3万2千人、自ら命を絶たれる方が3万人と年間死亡者数110万人の内これだけの割合を占めているのです。
さて、皆様「しゅうかつ」ってご存知ですか?この話の流れからのしゅうかつですので
当然就職活動の事ではありません。
そうです。終わる活動と書く就活のことです。
流行語大賞にノミネートもされてましたのでもう耳慣れた言葉になると思いますが、こちらの「終活」を定義するとこのようになります。
人生の終焉を考える事を通じて自分を見つめ直し今をよりよく生きる活動のことです。
最近では、様々なメディアにも取り上げられ各地で終活セミナーも行われるようになりました。
本日は、10年後にかかわるかもしれないご家族をはじめとする大切な方の為にこの後のお話を聞いて頂きたいかと思います。
私の所感で分かりやすく簡単にまとめてみました。
終活に関する3つのポイントです。
あなたは、備えていますか?「人」「物」「お金」
どこぞの経営者のようなことを申しますが、今をよりよく生きる為に重要なキーワードです。
1つめ「人」人生の棚卸をしましょう。
こちらは、東日本大震災を経験した方に震災1年経過してとったアンケートです。
「あなたがこれまで以上に大切にしようと思った人間関係は?」
この質問に対する回答です。一位「親」二位「配偶者」三位「兄弟姉妹」四位が子供です。
複数回答可のアンケートになっていますので四位が子供というのは意外でしたが、震災を経験したというところが回答に反映されたのでしょう。
それ以下は、このようになっております。6位7位8位9位10位です。
ネット繋がりの友人なんてのもありますね。
人と人との繋がりを整理してみましょう。こんな感じです。
血縁、近所付き合いの「地縁」、学生時代の「学縁」、職場の「職縁」、趣味などの人間関係「好縁」年賀状を書く季節にだけ思い出すような人を居ませんか?
産まれてから今までのエピソードを振り返ってみると様々な気づきがあり、そんな時間はとても素時間です。これをまとめるのが、本日お配りしたエンディングノートです。
「ありがとうの出来事」「お世話になった方」「がんばった事」これらは全て輝かしい思い出でありひとりひとりが主役の人生ドラマです。