会長の時間

【2012-2013】

第2324回 例会

日時:2013/03/06

場所:ホテル白菊

会長:田中 俊一


3月11日で東日本大震災から丸2年です。今日のクラブ協議会は東北大震災のための、チャリティーコンサートについて話し合いをします。

 東北大震災は国難です。国難はみんなで助け合わなければならないと思います。幸いテレビを見ても、あるいはロータリーの友を見ても、東北大震  
 災のことが毎日のように記事になっています。日本にはこんなにも心優しい人がたくさんいるのかとうれしくなります。私は3月11日に成田空港で東  
 北大地震の余震を経験しました。そして眠れぬ一夜を空港で過ごしました。あるいは1年後の4月に気仙沼まで車で行ってきました。そういうこともあ
 って 、よけいに東北地震が気になるのかもしれません。今日の会長の時間はコンサートを企画していろんな方面にお願いに行く時の趣意書を書い 
 ていますのでそれを読みたいと思います。
 

                                        趣意書

2011年3月11日、東北大地震が発生してからもう2年が過ぎようとしています。死者は15、854人行方不明者は3、155人、被害額はおよそ20兆円といわれています。いまだ避難所生活を強いられている人が大勢います。おそらく戦後最大の国難ではないでしょうか。

 ロータリークラブはアメリカのシカゴで1905年に弁護士ポールハリスほか3人によって創設されました。世界の奉仕クラブ団体であり、今では世界200か国以上の国に120万人以上の会員がいます。東北大震災に関しては、国際ロータリーでもいろんな支援をしてきました。またこれからも長きにわたって支援をしていきます。例えば震災で親を失った子供に奨学金を送り続けています。唯、国際ロータリーとしての支援だけでは本当に奉仕をしたとは言えません。やはり同胞が苦しんでいるのだから我々も汗を流さなくてはいけません。かといって現地に行ってボランティアはなかなかできませんので、何かできないだろうかと考えました。

その結果、みんなと気持ちを一つにするには、チャリティーコンサートをするのが一番だと考えました.東北大震災復興支援のためのチャリティーコンサートを開催したいと思います。幸い心ある演奏家の方が趣旨に賛同して快く出演してくれることになっています。APUの学生の皆さんも賛同してくれて出演してくれることになりました。コンサート成功のために、なるべく多くの方のご支援があれば我々もとても心強くなります。 

 震災直後、整然と並んで支援物資を受け取っている被災された方々の姿を見て「こんな国は世界中どこに行ってもないよ」と感動していたスリランカ人がいました。そういう心優しい被災された皆様方のためにも、あるいは自分たちの気持ちのためにも、少しでもいいからお役に立てたらと思います。趣旨をご理解いただき、皆様方のご支援を心よりお願いいたします。

 

  

別府北ロータリークラブ

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