会長の時間
【2011-2012】
第2279回 例会
日時:2012/03/28
場所:ホテル白菊
会長:三笠 日朗
皆さん 今日は 春一番が来て、愈々桜前線がやってこようとしています。
「目をつぶる習慣について」、述べさせて頂きます。
日頃、私自身 日常の多くの疑問に封印・「目をつぶっています」。私は、素朴な疑問が有っても、黙って受け入れて、抵抗しない様に、向き合ようにしてきました。自分自身に不利益・不満・そして体制に影響無ければ、多少の、善・悪には、黙って受け入れて参りました。しかし、どなたでもご自身の事になれば、何らかの反撃をするだろうし、ロータリアンは、その良質の対応能力を備えられておられます。
◆ 一般的に、日本では、面倒な問題になると「目をつぶれば世界がなくなる」と考える習慣が蔓延しているように思えてなりません。
◆ 一年前 3.11原発事故は、この典型であるように思えます。長期に亘り「原発は安全だ」と主張してきた、当事者の中には、いつか想定を超える、大震災直撃が有るかも知れないと、考えた超一流の実務原発科学者は沢山いたでしょう・・・結果として、黙認したことになりました。
◆ 都合の悪い時には、「目をつぶる」習慣が、日本では、危機的・壊滅的な「天罰」に遭遇、取り返しのつかない、人為的災害を被る結果となりました。
人間は、科学する動物です。超一流の実務原発科学者、全員に「4つのテスト」のプレートをプレセントしてみてはどうかと考えました。そして「Wake-up!!」・目をさまして欲しいと思いました。
◆ 国家的危機とロータリーの綱領・英文和訳の上申」の比重の質が違いますが、その精神
は同じのように思います。
ロータリーの友 3月号P50掲載「ロータリーの綱領」の和訳について
“The object・・・を新バージョンでは、”目的“と訳すことを、2012.1.10付で、RI日本ロータリー関係者に「上申」したとのことです。 同じく、「奉仕の理想・・・」を「奉仕の理念で結ばれた職業人が・・・」と変えられております。私も、ロータリー入会して約19年、英文の手続要覧を読んで「訳し方」に、疑問に思っておりました。
これに「目をつぶる・・」事としてきました。背景は、「日本ロータリー」の大先輩とその伝統に裏打ちされた権威ある方々の翻訳を尊重してきたからです。だから、「目をつぶる習慣」に、従って黙ってきたものです。ロータリー・ソングの歌詞も変ることになるのでしょうか。・・・気になります。
「目をつぶる習慣」について述べさせて頂きました。 ありがとうございました。