俳句愛好会
4月句会
場 所:ライン句会
日 時:2024/04/25 19:30~
今月の季題:桜、餅、魚、雨、地名、山、海、国
参加者数:5名
選考作品数:25作品
▼次回予定▼
5/23
季題:山開き 衣更え
特選句は男性のみ全員が選句していました。やはり女湯に反応したようです。作者が女湯に入ろうとしたら誰か先に入っている気配がした時のことを句に。扇山さんは東北や京都に旅行に行ったけどハードスケジュールと外国人ばかりで疲れたそうです。
今月の特選句
女湯の音なき気配花月夜(豊田)
今月の準特選句
花びらうづみ黎明のにわたずみ(豊田)
その他の句
烏賊刺しの透けて絵皿の呼子かな(加藤)
花の雨一山色を失へり (豊)
雪解けの水は濁りて最上川(扇山)
裏庭の桜の中の豊後富士(万作)
霊山の華やぐ時や山桜(万)
桜蕊ふる研修の二百段(豊)
花守をかこち八十路の山居かな(豊)
春爛漫多国籍なる京の路(中村)
鎮魂の掩体壕は麦の中(扇)
春竜胆短き足に追ひつけず(中)
茶摘みする底引き網の揚がるごと(加)
国守る若き兵士や春の闇(加)
河口湖春甲斐あるや逆さ富士(万)
二条城の板壁のつや春の夕(中)
二条城の家康パフェや夏近し(中)
大とろのそろそろ苦手蜆汁(加)
あちこちと花を求めて花疲れ(扇)
風雨の夜しがみつきたる花は葉に(中)
食卓に気持ち添ふるや桃の花(万)
竹の子の皮ばりばりと容赦なく(加)
春霞湖よりさがす彦根城(扇)
旅路来て頂白き鳥海山(扇)
燃えんとす庭石合間躑躅かな(万)