俳句愛好会
6月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2017/06/22 19:00~
今月の季題:紫陽花 蝸牛
参加者数:6名
選考作品数:18作品
▼次回予定▼
7月27日(木)
季題:トマト 打水
今月は、選句の結果高得点はなく特選句は同点で3名になりました。しかも特選の常連3名がそれに含まれておらず日ごろどちらかといえば上位にいない3名が特選でしたから他の皆さんはさぞ悔しかったでしょう。無記名評価ですからたまにはこんなこともあっていいですね。私は2ヶ月連続で特選でした、これは句会始まって以来ではないかなあ。準特選も同点で3作品でした。中村さんの「忙しき世を・・・」は蝸牛のゆったりした行動が羨ましいとの思いが良く伝わりました。忙しい人にしか詠めない、うまい表現ですね。紫陽花はそろそろ終わりかけて来ましたが我が家には1ヶ月前に実家から持ち帰った紫陽花が未だ頑張って咲いています。
今月の特選句
三手先読んでゆっくりかたつむり 木原
校門の紫陽花百本傘開く 加藤
惑星の中心に在り蝸牛 松原
今月の準特選句
角を出し出さずに生きてかたつむり 谷本
紫陽花を掻き分け電車は鎌倉へ 田中
草千里工事中なりかたつむり 田中
その他の句
忙しき世を悠々とかたつむり 中村
無垢の白紫陽花色を変え始む 谷本
かたつむり身の丈ほどの家であり 中村
あぢさゐや茶柱浮きてまた沈む 中村
蝸牛居らぬ空き家の広さか 松原
思春期の雨の紫陽花額に入る 木原
見送りて紫陽花光る天気雨 田中
紫陽花に癒され箱根の妻光る 谷本
紫陽花や酒売る店に良く似合ふ 松原
蝸牛アクセルブレーキ知りません 加藤
紫陽花が届きて笑顔振り回す 木原
古寺の紫陽花訪ね祖先知る 加藤
句会メンバー
作品
紫陽花