俳句愛好会

3月句会

場 所:レフトアローン

日 時:2016/03/17 19:00~

今月の季題:柳 壷焼き

参加者数:7名

選考作品数:21作品


▼次回予定▼

4月14日(木)

季題:若鮎 蒲公英(たんぽぽ)


2月は、欠席者が多く句会を開催できませんでした。なので久しぶりに常連のメンバーで行いました。今月も1月に続き山本さんが特選です。連続特選おめでとうございます。柳はいろいろな呼び方があるのですね。だからそれぞれ捉え方が違うのでしょうか。
ところで最近見た光景ですが小学校の近くにある、あまり儲かって無さそうな古い駄菓子屋の中に小学低学年生が集まってお菓子を選んでいました。狭い店の中には素直そうな大きな男子高校生が3人も座り込んでスマホを触っています。客の組合わせが変だなあと思っていましたがすぐに訳が解りました。客はスマホの画面を触りながら老店主と親しく喋っています。きっと10年前の小学生のころからこの店に出入りしているのでしょう、今も常連客なのです。だから何の違和感もないのだと。大人になっても何も気にせず入れる駄菓子屋っていいですねえ。ここのところニュースでは耳にしたくないような子供の事件がよく起きていますが少し癒されました。

今月の特選句

命とは なんと柔らか 柳の芽    山本

今月の準特選句

栄螺焼く 泡はじけては 海を吐く    中村
芽柳の 虚空四五間 うす縁       山本

その他の句

意のままの 風に流れに 老柳      谷本
糸柳 内緒話を 聞かぬふり       中村
壷焼きや 身の果てと馴れ 酒少々    谷本
啄木の 楽しき日々や 青柳       田中
柳川の 柳にもたれ 串団子       加藤
柳路 腹立つことも 忘れさす      加藤
浮世絵の 柳を景に 江戸を見る     木原
壷焼きや 待てば無言の 行となり    松原
青柳 お堀に映える 迷い旅       木原
壷焼きの 傾きて波 高しかな      松原
糸柳 夕日に波の うねりけり      中村
白壁と 川面に揺らぐ 柳かな      田中
壷焼きや 青き潮の 香りして      山本
羅の 春を干したる 柳かな       松原
壷焼きの 汁は絶品 誰が知る      加藤
老婆焼く 壷焼き匂う 岬かな      田中
在りし友 壷焼きの香に 甦る      谷本
壷焼きを 目玉に据える 子供会     木原







  

別府北ロータリークラブ

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