俳句愛好会
3月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2015/03/26 19:00~
今月の季題:亀鳴く 野焼き
参加者数:8名
選考作品数:20作品
▼次回予定▼
4月30日
季題:蜃気楼 行く春
今月は、久しぶりに田中さんが特選でした。おめでとうございます。
亀鳴くは万年、野焼きは千年でまとめられましたね。
中村さんの、うたたねも、目覚めも一人は年齢と疲れからくる誰も経験ある表現でとてもよくわかりますね。
次回は4月30日 季題は≪蜃気楼≫ ≪行く春≫田中さんが選びました。
出席よろしくお願いします。
今月の特選句
千年の 命引き継ぐ 野焼きかな 田中
今月の準特選句
月明かり 研ぐ包丁や 亀の啼く 谷本
うたた寝も 目覚めも一人 亀鳴きぬ 中村
その他の句
万界の 動き始める 野焼きかな 谷本
坊ヶ鶴 火の鳥のごと 野火の舞ふ 田中
天井の 木目動かず 亀鳴きぬ 中村
亀鳴くを 待ちたる間 石と化す 山本
亀鳴いて 保戸島の海 間近なり 田中
野焼きして 維新の炎 見るごとし 山本
野を焼きて 又も新たな 息吹待つ 福島
亀の鳴く 国に戯むる 愉悦かな 松原
亀鳴くと 思えば内の 亀鳴けり 松原
春酔ひや 己が身内の 亀鳴けり 松原
猪の 一家走れる 野焼きかな 山本
野火走る 風下に立つ 消しほうき 木原
思い出の 隠し所だ 亀がなく 木原
一端を 担う野焼きに 意気もゆる 木原
涌蓋来て 眼下に一条 野火走る 中村
長老の 合図を待ちて 野焼きする 加藤
みどり待つ 九重山系 野火黒し 谷本