俳句愛好会
4月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2014/04/17 19:00~
今月の季題:草餅 春灯
参加者数:9名
選考作品数:25作品
▼次回予定▼
5月22日 19:00~
季題:ほととぎす 若楓
今月は河野さんが特選でした。最近は特選者が固定化してきました。実力の差か一夜漬けの結果か他のメンバーは特選からは程遠くなりました。今回草餅に自分の親を思い出した句が目立ちましたね。谷本さん、中村さん、木原さん、私と草餅に親を感じるということは自分もその年齢に近づいたということでしょう。親孝行したいときに親は無しとはよく言ったものですが最近では、子供に対しても同様に思うようになりました。もっと子供と接しておけばよかったと今頃思うけど巣立ってもういません。次回の季語はちょっと難しい気がしますが頑張りましょう。田中さんあきらめないで、特選取って季語決定権を得ましょう。私はマンションですが部屋の中にホトトギスを鉢に植えています。帰省したときに母から2本切花をもらったので花瓶にずっと生けていたら茎から根が出てきたので鉢に植えたらつがって(これ方言ですか)今では花が次々咲いて根も増えてきました。この草花は季語にはならないのでしょうか。
今月の特選句
電球の 微温(ぬる)きを捻る 春灯 作者:河野
今月の準特選句
一村も 繭に包まる 春灯下 松原
春灯に 起居美しき 女(おみな)かな 山本
草餅や 母の回忌の 指を折る 谷本
春灯り そぞろに長き 影二つ 中村
べニシアと 草餅食べて ハーブ談 加藤
春の灯や 自転車で行きし 君の町 田中
春灯や 花も淋しい そぞろ雨 木原
草餅を 数えて想う 笑顔かな 福島
その他の句
跡継ぎの おらぬ老舗の 春灯 河野
蓬餅 いつもの店で 買ひにけり 河野
春の燭 遊女に燈る 菩薩かな 松原
苦き事 わからぬ頃の 蓬餅 松原
重箱に 草餅みどりの 三十個 山本
草餅や 駅から若草 山が見へ 山本
幼き日 割れば香りの 草の餅 谷本
春燈し 城は栄枯の 史を告げず 谷本
春熟れて 花ひとひらに 灯りけり 中村
草餅に 写真の父の 笑顔見ゆ 中村
草餅を 買ってきたかと 夢に父 加藤
三個目と 言われて目で追う よもぎ餅 加藤
春の灯や 神戸に向かう 船もあり 田中
春灯や 我に近づく 赤き星 田中
御膳立つ 祭りみやげに よもぎ餅 木原
連れられて 祭りに行けば よもぎ餅 木原