俳句愛好会

10月句会

場　所：レフトアローン

日　時：2013/10/17　19:00～

今月の季題：さんま　もみじ

参加者数：8名

選考作品数：22作品

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▼次回予定▼

11月21日（木）　季題　「行く秋　夜長　すすき」

季題：

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今月も山本さんが特選でした。おめでとうございます。ダントツの文句なし特選句でした。秋刀魚も紅葉も比較的身近な季語でした。今月は珍しくいろんな意見が飛び交い楽しい句会でした。特選句の山本さん曰く本当は語るべきことはあるそうです。田中さんの句「秋刀魚喰う　桜花といふ　機もありき」の「桜花」とは飛行機の下に吊って近くまで行きそこで切り離して敵艦に突入する人間ミサイル見たいなものだそうです。其れに乗れば100パーセント死にます。それが大分の宇佐航空隊には配置されていたそうです。先日作家の百田さんの講演が宇佐であり田中さんが聞きに行ったそうです。今年も河野さんが奥様手作りの栗の渋皮煮を持ってきてくれました。句会にぴったり。ありがとうございました。来月は「行く秋、夜長、すすき」です。すでに通勤途中にたくさんすすきが咲いています。

今月の特選句

特選句　　「語るべき　生涯はなし　秋刀魚焼く」　作者：山本　　
句　会　　10月17日（木）季題　「秋刀魚、もみじ」参加　8　名
次　回　　11月21日（木）季題　「行く秋、夜長、すすき」レフトアローン
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今月の準特選句

人も亦　何れ同じく　骨秋刀魚　　　　　　松原

両子寺の　仁王を染むる　大もみじ　　　田中

出で湯にて　老兄多弁　照紅葉　　　　　谷本

温泉の　あふる湯船に　紅葉浮かせたり　河野

全山を　被い隠すや　夕もみじ　　　　　木原

ほろ苦き　腹身たまらん　さんま通　　　加藤

碧水に　紅葉映えけり　長門峡　　　　　福島
（水面の碧色ともみじの紅色がどちらも目を見張るほど綺麗だった長門峡を思い出して）

その他の句

大銀杏　黄葉（もみじ）降る降る　夕日浴び　山本
群青の　中の一匹　秋刀魚かな　　　　　　　山本

夕焼けの　種火と爆ぜし　紅葉かな　　　　　松原
涼やかに　竜骨晒す　秋刀魚かな　　　　　　　松原

吊橋の　音なき滝の　もみじかな　　　　　　田中
　(九重夢吊り橋から震動の滝を見た景色です）
秋刀魚喰う　桜花といふ　機もありき　　　　田中

嘆声に　嵯峨野の木々が　朱に染まる　　　　谷本
数々の　秋刀魚の夕餉を　また偲ぶ　　　　　谷本

七つ星　子らと数へて　秋刀魚焼く　　　　　河野
雨降って　紅葉かつ散る　女坂　　　　　　　河野

向付を　添えて色取る　柿もみじ　　　　　　　木原　
(向付＜むこうづけ＞とは会席料理などで向こう側に置いてある料理を指すそうです。刺身等）
秋刀魚焼く　彼（あ）の七輪や　母の顔　　　木原

今一度　宮島もみじ　尋ねたし　　　　　　　　加藤
吹き消せど　七輪さんま　更に燃え　　　　　加藤