俳句愛好会
8月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2013/08/22 19:00~
今月の季題:吾亦紅 新涼
参加者数:8名
選考作品数:22
▼次回予定▼
9月26日(木) 19:00~ レフトアローン 季語 「コスモス ・ 月」
季題:
句会模様
今回は、久しぶりに谷本さんが特選でした。おめでとうございます。今年は暑かったねと谷本さんが囁いているのでしょうか、それとも吾亦紅から谷本さんにしばらく顔見せなかったけど大丈夫でしたかと気遣っているのでしょうか、などと考えさせられました。
もう一つの季題の新涼ですが、意味としては秋の訪れとともに、暑さが弱まっていくことで感じられる確かな涼しさで秋らしいさらっとした爽やかさがあるそうです。早く涼しくなってほしいですね。そして木原さんの作品のようにのれんくぐって割烹着のママさんのお酌で一杯飲みたいなあ。今回は扇山さんが、九重の農園でとれたトウモロコシとトマトを差し入れしてくれました。毎年この時期にはごちそうになっています。ありがとうございました。
来月は久しぶりに普通の季語です。このところ耳慣れない季語ばかりで近づきにくい句会でしたので来月は頑張りまーす。
今月の特選句
暑かったね 囁いている 吾亦紅 作者:谷本
句会 8月22日(木)季題 「吾亦紅・新涼」
次回 9月26日(木)季題 「コスモス・月」
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今月の準特選句
くろさわの ロケの馬道 吾亦紅 河野
新涼や 文机に置く 草枕 山本
新涼や 誘われくぐる 縄のれん 木原
新涼や 先行く犬に 任せたり 加藤
牧水が 君におくらん 吾亦紅 田中
(若山牧水に 「吾亦紅すすいかるかや秋草の寂しき極み君におくらん」という歌がありそれからとったそうです)
新涼や 男池の水も 鎮まれり 松原
新涼や 電車にまどう とんぼかな 福島
(季重ねと気にしていたそうです)
その他の句
新涼や 待たずに逝きし 人思ふ 谷本
ものげなく 日々移ろひて 吾亦紅 谷本
二Bで 新涼と書き 匂い立つ 河野
新涼や とぉーすと色の 君が肌 河野
吾亦紅 眼下に牛舎 並びけり 山本
新涼や 背なの寂しき 渡世人 山本
琴線に ふれた九重ぞ 吾亦紅 木原
川風や 新涼運ぶ 北の窓 木原
新涼や 我が息子にも 嫁来たり 加藤
新涼や ゆふいんの森 窓の旅 加藤
(JR久大線を走るゆふいんの森号の車窓でした)
新涼や 白いソニック 過ぎ去りぬ 田中
湿原に 小さくせつなく 吾亦紅 田中
吾亦紅 頬染めし日の 彼方かな 松原
新涼に 冷たきを知る 齢かな 松原