俳句愛好会
11月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2011/11/24 19:00~
今月の季題:目張り 大根
参加者数:7名
選考作品数:16作品
▼次回予定▼
12月22日(木) 19:00~ 季題 冬三日月 焼き鳥
季題:
今月の特選句は松原さんです。おめでとうございます。今回は、作品の下に()書きで桃潤さんの感想を入れています。参考にしてください。
大根はアブラナ科の一・二年生野菜で中央アジア原産とされるが定説はないそうです。日本人に最も親しまれている野菜の一つで、地域ごとに数百種にも分化し、有名なものに東京の練馬大根、京都の聖護院大根、鹿児島の桜島大根などがあります。おでん、風呂吹き、大根おろし、漬物、刺身のつまなど用途が広く「すずしろ」は古名です。大根畑では大根が肩を出して、昼の日差しに白さを増しているように見えます。
次回は今年最後です。皆さん参加よろしくお願いします。
今月の特選句
なにとなく 寂しさを目張りしてみる 作者 松原
(目張りを寂しさに張った感覚の妙、破調を上まわります。)
今月の準特選句
セピア色 母現れて 隙間張る 木原
(夢の中に現れた母のようです。)
楽しさは 子沢山なり 目張りかな 桃潤
(隙間風はあっても)
一抱え 持って帰れと 大根引き 河野
(出来ています、よくみるのですが。)
大根の 葉つき泥つき 配りけり 扇山
(葉も泥もつけのほうが・・)
桶にごす 山積み大根 日も暮れて 加藤
(桶では山積み大根は洗えないが・・)
いつよりか おろし大根 朝の任 千樫
(任が固いか?)
その他の句
目張りして 吾鶏口の 主かな 松原
世の風も 目張りせぬまま 若さかな 松原
茹大根 程度よくしみて 家の味 木原
バラックは 裸電球 目張りして 扇山
しぐるるや 男言葉の 女子高生 河野
捏ね取りの 居らぬ和菓子屋 目張りして 河野
知り知りて 仮設住宅 目張り急 千樫
大根も 昔は一本 今半分 加藤
吾がすると 大根抱える 幼き手 加藤