俳句愛好会

1月句会

場　所：レフトアローン

日　時：2013/01/17　19:00～

今月の季題：寒梅　雪野

参加者数：7名

選考作品数：21作品

---

▼次回予定▼

2月14日（木）　１９：００　　季題　猫の恋　蕗の薹

季題：

---

句会模様
今月の特選句は、山本桃潤さんです。レベルが違いますね。とても私には思い浮かびません。勤行（ごんぎょう）とは勤めて仏道修行をすることと辞書には書いてあります。作者が実際にお勤めしていてこの句ができたかどうかはわかりませんが新年第一号の特選句です。おめでとうございます。ちなみに私はなんと次点でした。個室の空きがなくいやいや相部屋に入院していたころの父を思い出して作りました。

得点結果はあくまで句会の時のその場での評価ですから本人がすばらしい出来だと思えばそれでいいと思うのですがやはり誰かから褒められるとうれしいものですね。

今年初めての句会はいつもの常連メンバーで雰囲気もいつもと同じでした。山本桃潤さんが一人ビールあとはみんなホットレモネード飲みながらでした。１年で１２回の句会しかありません。今年も特選句目指してがんばりましょう。

先日、熊本県出身の葉祥明（ようしょうめい）さんの本を何冊か読みましたが中でも「急がない」と「母親というものは」という本には反省させられました。もっと若い頃に読んでおけば良かったと後悔です。しかし未だ若い、まだ母は生きているので間に合うと思い直して今から行動を変えます。皆さん今年もゆっくりと充実した１年にしましょう。

今月の特選句

勤行の　一語一語や　寒梅林　　　　　作者：山本桃潤
句会　平成25年1月17日（木）季題「寒梅、雪野」参加者７名〔作品全部見る〕
次回　平成25年2月14日（木）場所：レフトアローン　季題：「猫の恋　蕗の薹」

今月の準特選句

相部屋の　父のベッドに　寒紅梅　　　　　　　　　加藤　　　

清心で　ありたく思う　雪野かな　　　　　　　　　田中　　

寒梅や　人の居らざる　里となる　　　　　　　　　河野　　　

寒梅や　輪廻を訊きし　母祥月　　　　　　　　　　谷本　　　　
(谷本さんのお母様が亡くなられる前に輪廻とはとよく聞かれたそうです）

莟みとて　心ときめく　寒の梅　　　　　　　　　　木原　　　

音もなく　冬のささやく　雪野かな　　　　　　　　松原

その他の句

点と見へ　牧水が来る　大雪野　　　　　　　　山本　　　　
(見へではなく見えにすべきではという意見もありました。古語ならば、見ゆ）

月光や　寒梅闇を　紅く染め　　　　　　　　　山本　　　

寒梅の　花びんを求め　小鹿田焼き　　　　　　加藤　　　　
題材の　寒梅探す　デイ仲間　　　　　　　　　加藤　　　

百年の　寒梅白く　にほひけり　　　　　　　　田中　　
雪原の　小川小さく　なりにけり　　　　　　　田中　　　

足跡が　そこここ残る　雪野かな　　　　　　　河野　　
初漁や　老いのベルトに　宇佐八幡　　　　　　河野　　
（宇佐八幡のお守り？）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
出で湯まで　久住を離れ　雪野行く　　　　　　谷本　　
寒梅や　侘茶の手前　手の白し　　　　　　　　谷本　　
　　　
一輪に　秘する品位や　寒の梅　　　　　　　　木原　　　
静寂の　世界に一人　雪野かな　　　　　　　　木原　　　

鎮まりて　死に装束の　雪野かな　　　　　　　松原　　　
静寂に　恐怖してみる　雪野かな　　　　　　　松原