俳句愛好会
4月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2011/04/22 19:00~
今月の季題:椿、自由句
参加者数:6
選考作品数:18
▼次回予定▼
季題:
今月も私、竹山が特選を頂きました。
3月休会でしたが2月に続き二回連続は初めてなので驚いています。
「苔に咲く 五色椿を 訪ねけり 」は、奈良の白毫寺に咲く五色椿のことを句にしました。
五色の椿が苔の上に落ちているのを見て楽しむそうです。
気になる方はネットで検索してみて下さい。
谷本さんの句「 超然と 海を見ている 丘椿 」と河野さんの句「 ぼんぼりに 明り灯さぬ 桜かな 」は今回の震災の情景を詠った句だそうです。
言われて初めて気がつきました。まだまだ力不足ですね。
木原さんの句「身をまかす 椿にそっと 小鳥かな 」はなんとなく思わせることがあるように感じるのですが。小鳥が木原さん?
だんだん暖かくなり、ぜんまいやつわぶきや竹の子の美味しい季節になりました。
由布岳を眺めながら温泉に入って牡丹餅でも食べませんか。
今月の特選句
・特選句 「苔に咲く 五色椿を 訪ねけり 」 作者:加藤 竹山
今月の準特選句
・大瓶に 椿あふるる 老舗宿 河野
・椿落ち 聴こえぬ音の 響きけり 松原
・椿散り 暮れなずむ空 三月堂 谷本
・荒城の 石段おおう 落椿 田中
・只一輪 気迫ににじむ 藪椿 木原
その他の句
・落椿 咲いたばかりか 蜜の味 加藤
・竹ほうき 今朝も転がす 落ち椿 加藤
・ぼんぼりに 明り灯さぬ 桜かな 河野
・累々と 鶏三万に 春の土 河野
・落椿 土に滴る 紅の痕 松原
・天土に 紅をひと挿し 落椿 松原
・春秋や 鶴見 高崎 季が動く 谷本
・超然と 海を見ている 丘椿 谷本
・花影や 花嫁乗せる 人力車 田中
・あすでいい ことは明日に 落椿 田中
・身をまかす 椿にそっと 小鳥かな 木原
・女房から 野糞告白 春うらら 木原
白毫寺の五色椿