俳句愛好会

2月句会

場 所:森澤

日 時:2011/02/18 19:00~

今月の季題:冴え返る、梅

参加者数:6

選考作品数:18


▼次回予定▼

次回は3月18日(金) 季題「蜆、芹」 

季題:


今月は、どうしたことか竹山が特選をいただきました。ありがとうございました。
作品は「冴え返る 峰々いぶす 新燃岳」です。 
冴え返る、とは春に向けて暖かくなったかと思えばまた寒さがぶり返しゆるんだ心持ちが再び引き締まるとの意味で火山活動の雰囲気には合わないのではと思ったのですが、こんな場合でもいいのではとのことでした。

今回は参加6人でしたから早めに結果がでて、作品についていろいろな話が聞けました。
河野さんの作品で「梅ふふむ」とは梅が蕾からまさに開花しようとしている状況を言うそうです。
皆さん知らなかったなあと。他にも梅にしか使わない言葉がいろいろあるそうです。
また梅は、明け方に一番いい香りがするそうです。息を止めても匂うとか・・・。
谷本さんの作品にある「駅頭」とは、プラットホームの意味だと言う事も初めて知りました。

田中さんは河野さんの作品「怒りのブーツ」に映画のシーンを思ったそうです。
その時木原さんから自分はなぜかブーツのカツカツという音が好きなんです。
冬に聞くと寒さを余計に感じるんです。とはなんとなくわかる様な気もしますが他に意味がありそうだと感じたのは私だけでしょうか。

今回の会場、別府北浜の「酒饌もり澤」での数種の鳥刺しが新鮮かつ鮮やかな色でとても美味しかったです。常連の山本さんは今回は残念ながら体調不良で欠席でした。来月は待ってますよ。

来月も18日の金曜です。季語は「蜆(しじみ)、芹(せり)」です。
特選をいただいた私に決める権利を与えてもらいました。参加よろしくお願いします。

今月の特選句

・特選句 「 冴え返る 峰々いぶす 新燃岳 」 作者:加藤 竹山

今月の準特選句

・打ち鳴らす 未明の魚板 冴え返る  河野  
・禅宗はどうして魚の板だろうかと・・木魚も?
・息止めて 青空匂う 梅一輪      田中  
・足早やな 朝の散歩や 冴え返る   木原  
・古木にも 梅一輪の 艶やかさ     日名子  
・新築も 幾年経(へ)しか 梅開く   谷本

その他の句

・絵馬結ぶ 母子の背中や 梅日和        加藤竹山
 太宰府天満宮での合格祈願風景を詠みました。  
・ご無沙汰の 母の笑顔や 梅一輪       加藤竹山 

・戛戛(かつかつ)と 怒りのブーツ 寒夜ゆく  河野
 病院からの見舞いの帰りの情景だそうです。  
・女坂(をんなざか)より 寺町へ 梅ふふむ  河野 
 
・10年の 命と笑い 冴え返る        田中 
 病気の友人があと10年の命と知っての作品です。 
・青空に 柏手打って 臥龍梅         田中 
 
・寒風に 息を詰められ ぺタル踏む      木原  
・紅梅や 一輪挿しに 偕楽園         木原 
 
・冴え返る 日に墓参り 小雪舞う       日名子
・紅梅の 枝の向こうに 春を見る       日名子

  
・冴え返る 駅頭(えきとう)旅の 余韻満つ 谷本  
・鶏めしの 香りや臥龍梅の 梅光る      谷本
 いまや吉野の鶏飯は県外でも有名になっているようです。







  

別府北ロータリークラブ

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