俳句愛好会

7月句会

場 所:レフトアローン

日 時:2010/07/21 19:00~

今月の季題:サングラス・あせも 

参加者数:10

選考作品数:30


▼次回予定▼

次回8月18日(水)季題 せみ あり

季題:


今月は10名の参加でした。
期待の芹香さんは残念ながら欠席。外は全員の参加でした。
真夏の暑い時期に参加ありがとうございました。
今月はなんと松原さんが、過去最高と同点の17点で特選句となりました。おめでとうございました。
サングラスをかけるとなんとなくなぜか無口になりますね。
その雰囲気をさらりとまとめられていました。もともと松原さんはもの静かで大声を出すタイプの人ではないので自分の普段のサングラスイメージの作品でしょうか。

今回は、サングラスが18作品、あせもが12作品でした。
山本さんの句「サングラス パイプ片手に 降りて来し」は田中さんの句「サングラス パイプくわえて  マッカーサー」と同じ光景ですね。マッカーサーなどの言葉が出てきたのには驚きました。

サングラスとは、日差しを防ぐために着用する保護眼鏡のことで眩しさや紫外線などを低減するために着用するもので特に白人は、日光から健康被害を受けやすいため、瞳を日光から守るという健康上の理由でよく使われ、オゾンホールの影響で紫外線が強いオーストラリアやニュージーランドなどでは児童がかける事も珍しくないそうです。

河野さんの句「サングラス 掛けたる妻に はぐれけり」と私の句「サングラス 今日は妻とも 腕を組み」は行動的には相反しますが両方とも「妻」の意味合いは同じですよね(笑)。
今は携帯電話があるからはぐれることもないですけど。

来月の季語は「せみ」と「あり」です。やかましいせみと足音もたてず鳴き声も出さないありとは対照的ですね。
ありの俳句はあまり聞いたことがないですからどんな作品がでるか楽しみです。
「静かさや 岩にしみいる 蝉の声」を上回る句を皆さんがんばりましょう。

今月の特選句

・7月21日句会結果、参加10名 「季題:サングラス・あせも」
・特選句 「わけもなく 無口になりし サングラス」 作者:松原

今月の準特選句

・夜泣きの子  添い寝の母も  汗疹して     山本
・サングラス  今日は妻とも  腕を組み      竹山
・天瓜粉  叩く幸せ  すっぽんぽん        河野
・ワンピース  粋に着こなす  サングラス     木原
・美丈夫の  背に玉汗の  サングラス      田中
・天瓜粉  ぬりたくる首  花魁に         吉野
・手に持てば  笑顔眩しい  サングラス      谷本
・風呂上がり  二人の孫に  天花粉        森
・子のあせも  ベビーパウダー  振りまわし    宮司

その他の句

・サングラス  はずしてみれば  青き空      松原
・鮮やかに  炎昼の人  サングラス       松原

・サングラス  パイプ片手に  降りて来し    山本
・チャンピオン  記者会見の  サングラス    山本

・サングラス  老いも若きも  スターなり   竹山  
・赤ん坊  湯上り笑顔  あせもかな     竹山

  
・サングラス  してトンボウの  眼に映る    河野
・サングラス  掛けたる妻に  はぐれけり    河野

・筋入りの  あせもが胸に  遊び好き      木原
・イケメンの  つもりだったね  サングラス   木原

・サングラス  パイプくわえて  マッカーサー  田中
・守るべく  祖国はありや  サングラス     田中

・サングラス  ギラッと反射  40度C     吉野
・ブルースカイ  ルート66  サングラス    吉野

・天花粉  香りと汗疹  子は知らず      谷本
・散歩路の  洒落は帽子に  サングラス    谷本

・サングラス  かけて都会の  人となる   森
・あせもまた  掻いて母に  しかられる   森

・我が家の  因果応報  あせもかな       宮司 
・サングラス  似合わぬ我が身  もどかしい   宮司







  

別府北ロータリークラブ

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