俳句愛好会

6月句会

場 所:レフトアローン

日 時:2010/06/16 19:00~

今月の季題:蛍、海開き

参加者数:8

選考作品数:


▼次回予定▼

次回7月21日(水) 季題:サングラス、あせも

季題:


今回の出席者は山本桃潤さん、河野さん、谷本さん、松原さん、吉野さん、木原さん、田中扇山さん、そして竹山でした。
残念ながら美人の芹香さんは欠席でした。
少ない人数でしたけどそれなりに盛り上がりました。
河野さんは久しぶりの特選ですね。おめでとうございます。
特選句「 蛍火や 仏間を開けて ちちははに 」は河野さんの優しい気持ちが伝わり特にひらがなのちちははにがそれを感じます。
私も先月に米寿の父を亡くしましたので「米寿にて 蛍楽しむ 天の川」という句を記念に作りました。

蛍は世界に約2000種が生息しているといわれ国内には約40種くらいだそうです。
日本で蛍といえばゲンジ蛍やヘイケ蛍を指すことが多いのですが実際には本土より南西諸島に多くの種がいるそうです。

今回は海開きより蛍の句が多かったのはメンバーの年齢構成に関係が有ったような気もします。
外国では年輩のカップルが海水浴をしていますが日本ではあまり見かけません。
海岸沿いの露天の温泉に浸かりのんびり海を眺めるのがちょうどいいですね。
早朝ソフトボールで鍛えている桃潤さんは田ノ浦ビーチなどにお孫さんと行かれるのでしょうか。

今回は扇山さんよりグミの差し入れがありました。ありがとうございました。
次回の季題はサングラス、あせもです。これまでの季題とはちょっとイメージが違うのでどんな句がでてくるか楽しみです。

今月の特選句

・6月16日句会結果「季題:蛍、海開き」
・特選句「蛍火や 仏間を開けて  ちちははに」作者:河野

今月の準特選句

・なすがまま  無念の牛や  蛍灯に     竹山
・闇と灯よ  蛍に見惚る  満中陰      谷本
・海神(わたつみ)に 抱かれし海を 開きけり  山本
・草の葉に  蛍の吐息  映りけり       松原 
・肌白き  童らが集いて  海開き      吉野
・麦からを  編んで入れたや  蛍狩     木原
・彼方まで  ホタルよ飛んで  星になれ   田中

その他の句

・エレジーを  歌うがごとく  蛍飛ぶ    河野
・マンタ来る  コンドイの浜  海開き   河野

・米寿にて  蛍楽しむ  天の川     竹山
・乱舞して  はねを休めし  蛍篭    竹山

・まばたきの  命に惹かれ  蛍がり   谷本
・陽と雲に  膨らむ夢の  海開く    谷本

・あの兵士  帰ってきたる  蛍かな   山本
・蛍や 海の底なる  大和より      山本

・草庵に  明かり灯りて  蛍かな    松原
・静寂の  ワルツを踊る  蛍かな    松原

・蛍狩り  帰りに気づく  星の群れ   吉野
・月明かり  蛍の光  薄らいで     吉野

・海開き  風まだ寒く  歯は痛し    田中
・向こう岸  ホタルが2匹  みえかくれ 田中

・数数え  嬉しさ投稿  蛍狩      木原
・海開  浜へ突進  水しぶき     木原







  

別府北ロータリークラブ

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