俳句愛好会

5月句会

場 所:レフトアローン

日 時:2010/05/27 19:00~

今月の季題:菖蒲湯、衣更え 

参加者数:11

選考作品数:


▼次回予定▼

次回は6月16日(水) 季題:蛍、海開き

季題:


今月の参加者は、山本、田中、松原、谷本、河野、森、加藤宮司、木原、吉野、セリカ、竹山の11人の全員参加でした。
特選は、芹香さんです。
すばらしい得点でこれまでの我が句会の最高点17点を獲得。特選句「姿見に ため息うつる 更衣 」は皆さんおそらく美人芹香さんの句だと思ってとったのだと思いますがここまで記録を作られると、特選句常連の桃潤さん河野さんは記録更新の挑戦し甲斐があるではないでしょうか。芹香さんおめでとうございました。

菖蒲はサトイモ科の多年草で菖蒲は、「勝負」や「尚武」に通じることから、江戸時代から男の子の出生を祝って、端午の節句に菖蒲湯に入ることが習慣になったといわれているそうです。
我が句会メンバーは菖蒲湯を孫と楽しんだり、一人で楽しんだりした人が居たようです。
菖蒲といえばやはり志高湖の南にある神楽女湖の菖蒲ですね。(添付写真)約80種30万本の花が咲き別府では名所として有名です。
私の作品、「神楽女湖 和傘見上げて 菖蒲の湯」は意味不明とのことでしたがその湖の真ん中辺りにある屋根が遠くから見るとちょうど和傘に見えるので湖を千人風呂にたとえて作ったのですが分かりにくかったですね。
私は、谷本さんの作品「菖蒲湯に 父と浸かりし 日の遠さ」に心をうたれました。

衣更えの作品については、「ネクタイを はずしただけよ 衣更」(木原)など面白い作品が多かったですね。
今回、吉野さんという新人メンバーが入られました。還暦は過ぎてそうですが元フェンシングのオリンピック候補選手だったそうで俳句の経験もあるそうです。
次回は、6月16日(水)季題は「蛍」、「海開き」です。次の句会はすぐ来ますので早めに作品がんばりましょう。

今月の特選句

・5月27日の句会結果「季題:菖蒲湯、衣更え」
・特選句「姿見に ため息うつる 衣更」 作者:セリカ

今月の準特選句

・衣更え 仕舞う思いを 畳けり         松原
・菖蒲湯に 父と浸かりし 日の遠さ      谷本
・衣(きぬ)替えて 乙女の白の あでやかさ  河野
・菖蒲湯や  赤子抱きて  若き父     山本桃潤
・ネクタイを  はずしただけよ  衣更     木原
・猫のじゃれついて ひねもす  衣替え    森
・若者に  衣替えなど  ありゃせんわ     吉野
・ころもがえ  気恥ずかしげに   山手線   加藤宮司
・五右衛門の  肩触れ合うて  菖蒲の湯  竹山
・新築の  ユニットバスに  菖蒲かな     田中扇山

その他の句

・更衣 去年の夏を 思い出し    芹香
・菖蒲の湯 青き香の 清々しさ  芹香
 
・娘らも  声高らかに  衣更え     松原
・菖蒲湯に  浸かりて皺を  数えけり   松原

・注がれた  慈愛しみじみ  菖蒲の湯   谷本
・万象の   脱皮合わせて  衣更え    谷本

・うたせ湯に   ほどよくうたれ  菖蒲の湯  河野 
・更衣  妻の言うまま  為すがまま      河野

・若者の  二の腕眩し  衣更え       山本桃潤
・東京駅   吐き出す群れや  更衣     山本桃潤

・五右衛門や  思いで浮かぶ  菖蒲かな   木原
・土手走る   目には眩しき  衣更え    木原 

・一度捨て  又取り込んで   衣替え     森
・母の衣替え  明け方から  日暮れ     森

・愛犬が   夏毛に変わる  衣替え     吉野
・吉野 茎つぶす  香り増し増す  菖蒲湯で 吉野

・散歩道  紅葉銀杏も  衣がえ      加藤宮司
・菖蒲湯に つかりて一人  時勢(とき)思う 加藤宮司 

・神楽女湖  和傘見上げて  菖蒲の湯    竹山
・菖蒲湯の  幼き吾子も  初月給     竹山 

・健やかに  ただ健やかに  菖蒲の湯    田中扇山
・金色に  髪をなびかせ  衣更え      田中扇山







  

別府北ロータリークラブ

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