俳句愛好会
1月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2010/01/20 19:00~
今月の季題:年賀
参加者数:8(投句1)
選考作品数:
▼次回予定▼
次回2月24日(水)季語:「野焼き」場所、時間は前回と同じ
季題:
今月の特選は、河野さんと久しぶりの竹山です。
参加者は、桃潤、河野、谷本、宮司、松原、森、扇山、投句が竹山で8名の作品でした。
河野さんの特選句「会う事の なからん賀状 50年」は凄いですね。もう会ってもお互いわからないかもですね。
私の句「読み流す 親の賀状を 読み返し」は、森さんの「86歳 母が書きたる 賀状3枚」と心は同じで、毎年親から来る年賀状はさらっと見るだけで読み流していましたが、80歳を超えた母の文字の変化に気付き複雑な心境を句にしました。
扇山さんの「天国の 母への賀状 元気です」は切なさ優しさを感じました。「親孝行したくないのに親がいる」なんて言ってる人に読ませたいですね。
また桃潤さんの「恋心 隠して祝詞 年賀状」を読んで私は、ちょうど1年前の作品「寒椿 生涯口に 出さぬこと(桃潤)」をなぜか思い出しました。もう隠さなくても大丈夫だと思うのですが。
宮司さんは、元旦は初詣で忙しいので年賀状を見るのは毎年1月2日になるので「二日目に 賀状を見るは 我のみか」だそうです。
今回の季語は、年賀状ということで、発想がみんな似ているなあという感想でした。それから今回の句の中から何点か、1月31日別府のブルーバード会館で催される「和楽の集い」に張り出される予定です。お楽しみに。
元旦に年賀状が配達されるのを待ち、ポストに入った年賀状の中に期待した友や思いがけない人からのがあり、楽しいですね。年賀状が年々増えるのも大変ですが減っていくのも寂しいものです。1枚50円ですが毎年出してくれる友には感謝しなくてはいけないと思っています。
2月の季語は、「野焼き」です。以前偶然出合った塚原の野焼きに、土筆など山菜取りにあわせ見に行きたいと思っています。
今月の特選句
・1月の季語:年賀
・特選句 「読み流す 親の賀状を 読み返し」 作者:竹山
・特選句 「会う事の なからん賀状 50年」 作者:河野
今月の準特選句
・1月の季語:年賀
・特選句 「読み流す 親の賀状を 読み返し」 作者:竹山
・特選句 「会う事の なからん賀状 50年」 作者:河野
その他の句
・昔日に 賀状一枚 届きけり 松原
・肉筆の 賀状に人の 気配かな 松原
・妻の絵を 添えし一句や 年賀状 桃潤
・昼近き 郵便受けに 賀状落つ 桃潤
・再会は 西方と決め 賀状来る 河野
・2度3度 ポストを覗く 初便り 河野
・元気です 賀状に込めて 音を待ち 竹山
・賀状来る 友の笑顔も おぼろげに 竹山
・昔から 元気かだけの 年賀状 扇山
・年賀状 輪ゴムほどきて また探す 扇山
・賀の便り 途絶えて病脳 厚きかな 谷本
・旅の方 虎にまたがる 賀の写真 谷本
・年始状 たった一言 元気だよ 宮司
・二日目に 賀状を見るは 我のみか 宮司
・百花過ぎ 初孫より 賀状来る 森
・極楽で 賀状読み終えず うたた寝 森