会長の時間
【2014-2015】
第2425回 例会
日時:2015/05/20
場所:ホテル白菊
会長:浦松 傅
皆さん、こんにちは、本日は大変天気が良くて、気温も上がってくると思われます。熱中症等も発生しているようですので、ご注意していただきたいと思います。先日ある講話を聴いているとき、講師の先生から「奥さんの良い点を100個書いてください」と言われました。10個位はすぐかけましたがなかなか書けませんでした。そして耳がある、口がある、目がある、手があるとか、普段当たり前と思っていることも書きました。先週「ロータリーの友」5月号が届きました。岡山県立岡山盲学校の竹内昌彦先生のIMでの講話が載っていました。大変感銘を受けました。小学校2年生の時いくらか見えていた片方の目も見えなくなり、全盲になったそうです。盲学校に行く前の普通の小学校では大変ないじめにあったそうです。障害者を育てるには「いい親」と「いい先生」が大切ですと言われています。自分の親も目が見えないことを正面から受け止めて、積極的に外へ出して、自分に合った盲学校へ変えて勉強をさせてもらったそうです。中学校1年の時、少人数でよく理解できたので「オール5」をもらったそうですが、その時の先生の言葉がよかったそうです。「自分だけわかっても本物ではない、みんなの為に使えない100点なんて取れても仕方がない、来年は本物の5を取るように」と言われたそうです。わからない人には教えてあげたり、人の世話をすることが大切と。高校の時には、やる気が出なかったとき、近所のおばさんの肩が痛くてたまらないというので、学校で習ったあん摩をしてあげたところ痛みが取れて大変喜んでもらい、スイカをお礼にもらい、人の役に立つ喜びを感じて立ち直ることができた。勉強して先生になり、生徒にたくさん学んで、困っている人たちの為に自分を生かす人が立派な人で、そんな人になってほしいと指導をしているそうです。ご自身ではモンゴルに10人程度のあん摩を教える盲学校を作ったそうです。路上で物乞いをしていた子供も学校を卒業して、マッサージの仕事をして、嫁ももらって人生が変わったといっているそうです。
竹内先生の講話を読んで、障害者のおかげで我々健常者が生かされていると思いました私たちは時として目が見えて、口が利けて、耳が聞こえて当たり前と思ってしまいがちです。
有り難いことに心から感謝したいと思います。より一層少しでもロータリーの活動や個人、会社の活動を通じて努力をしたいと思いました。