会長の時間

【2014-2015】

第2399回 例会

日時:2014/10/08

場所:ホテル白菊

会長:浦松 傅


皆さん今日は。10月になり大部朝晩は冷えるように感じていますが日中はまだ暑さがあり、健康管理にご留意していただきたいと思います。また、昨日は日本人3人の方がノーベル賞を受賞された報道があり、大変嬉しい事と思います。一方、自然災害では御嶽山の噴火により54名の方が亡くなり、自然の猛威を感じており、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

「致知」という雑誌の11月号に「人の為になる喜びこそ人生最高の喜び」という随想が載っていました。投稿されたのは谷川洋さんという66才の方で、福井県のご出身で5才の時(1948年)死者3764人を出した「福井地震」に遭い屋根の下敷きになり父から瓦を割って助けてもらい、九死に一生を得て、兄と2人で神様に生かされた命なので、人の為になる人間になろうと兄弟で誓い合ったそうです。兄は医者になり、私は大学卒業後、商社マンになって社会に出たが、時がたつにつれて、兄に比べて自分は直接人の為になれてないということが負い目になっていた。1999年、最愛の奥さんが53才の若さで亡くなり、決心つき、「悲しんでいても妻は喜ばないと、60才を迎えたら一切を世の為、人の為に尽くす、第二の人生を歩もう」と2004年6月に子会社役員を退職し、アジアの少数民族の為に学校を造る「NPO法人アジア教育友好協会(AFFA)」を立ち上げ、自宅を事務所に1人で①生む(建設)②育てる(住民参加)③見守る(国際交流)を一体とした三階構想のプロジェクトをスタートさせたそうです。2005年9月にベトナムでの第1校目となる小学校が開校式を迎えることができた。創立10周年の今年、建設した学校も191校を数えるまでになり、日本の小学校との交流や現地の行政や村の協力で一校として廃校になることなく続いているそうです。一部文章を紹介します。「社会で出世もし、何不自由なく老後を送っている大学時代の同級生が最近よく「手伝わせてくれ」と訪ねてくるようになった。やはり人間は地位や名誉、お金では本当の心の満足を得ることはできないのだと思います。これからもAFFAの活動を通じて「人の為になる喜びこそ、人生最高の喜び」なのだということを多くの人に感じていただけたら、どんなに素晴らしいことでしょう」と結んでありました。何かロータリーに活動に通じるような感じがしました。ありがとうございました。

 

 

  

別府北ロータリークラブ

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