俳句愛好会

7月句会

場 所:レフトアローン

日 時:2014/07/24 19:00~

今月の季題:蝉  雷

参加者数:9名

選考作品数:25作品


▼次回予定▼

8月21日(木) レフトアローン 19:00~終わるまで

季題:枝豆  トンボ


今月は投句で参加の山本さんが特選でした。蝉は夜中はじっと木につかまって寝ているのでしょうか。梅雨が明けたらいきなり熊蝉が鳴き始めたので蝉は梅雨明けを知っているのだろうかと毎年思います。
句会メンバーは蝉を捕まえるような年齢の人はいないので流石に蝉とりや蝉の足にしがみつかれて痛いなどの句はありませんでした。マスターが木に登って撮影した写真をアップしています。誰かに似ていますね。雷は生活の何かを止める、邪魔する、怖がらせるイメージが強いのでしょうか。そんな内容の句が目立ちました。今月も得点順にアップしています。次回は8月21日、兼題は「枝豆」 「トンボ」です。両方とも以前、季語になったことありますが皆さん覚えていますでしょうか。田中さんの農園の枝ごと茹でた枝豆食べたいですね。

今月の特選句

寂聴庵 人去る庭に 夜の蝉   作者: 山本

今月の準特選句

友逝きし 蝉が網戸に へばりつく     田中

移るもの すべて恋しく 蝉の声      谷本

その他の句

くにさきの 塔にすがりて 蝉のから    河野

遠雷や 墨を擦る手の ふと止まり     中村

鳴きぬいて 転がる蝉の 行儀良さ     加藤

住み慣れし 仮設住宅 蝉時雨       田中

蝉時雨 止みて正気に 戻りけり      松原

雷の 鳴る夜は母を 独り占め       加藤

殻のまま 老いはいつしか 蝉読経     谷本

雷鳴や 大音響の トタン屋根       河野

閑かさや 蝉時雨打つ 座禅堂       山本

唖蝉に 気づく孫の手 時を止め      木原

遠雷に 耳を澄ませば 風渡る       福島

蝉しぐれ 原発難民 なかれしと      河野

寝苦しや 蝉も衣を 脱ぎ捨てて      中村

遠雷に 天地の経 聞こへけり       松原

遠雷や 九重は下山の 群はるか      谷本

雷明けて 触れんばかりに 桜島      中村

切り抜き絵 おのれ静めん 蝉時雨     木原

遠雷や 農作業の 手順替え        田中

鎮まりて 騒がしきかな 蝉時雨      松原

雷鳴や 恐ろし顔 大空に         山本

雷鳴に 団子となりぬ 母の下       木原

しがみ付き 樹液ください 蝉せがむ  加藤


句会メンバー

マスター撮影




  

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