俳句愛好会
6月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2014/06/19 19:00~
今月の季題:胡瓜 冷麦
参加者数:8名
選考作品数:24作品
▼次回予定▼
7月24日
季題:蝉 雷
今月の特選句は、河野さんでした。おめでとうございます。なんと3人が特選にしていました。季語の胡瓜は日々の生活になじみが深いからいろいろな場面の作品が出来上がりました。それに比べ冷麦はずっと昔の思い出に関する作品が多かったようです。
そうめんと冷麦の違いはなんだろう、色つき麺が混ざっていることと面の太さが違うことしかわからないですね。今月の参加は8人で、ビールやレモンスカッシュを飲みながら博多のお土産、とおりもんを食べました。7時から9時半すぎまであっという間でした。それから何人かでネオン街に出かけメンバーの歌手みたいなすばらしい歌(ケセラセラ)を聴かせてもらいました。翌朝ギリシャとの試合があるにもかかわらず1時ころまで起きていました。
来月の季語は私が「蝉」、河野さんが「雷」に決めさせてもらいました。蝉は種類によって秋の季語になる蝉もありますが限定せず「蝉」一本にしました。雷とはごろごろと鳴る音をいうそうです。雷の時に発する光は「稲妻・稲光」で秋の季語になるそうです。ですから今回は音に関しての俳句を作ってくださいということでした。作品は得点順に並べています。ここだけの話ですが最後から5作品は0点句ですがじっくり詠めばいい句ですよね。
今月の特選句
母の忌に 祖母のはなしや 胡瓜漬 作者 : 河野
今月の準特選句
長々と 生きて一人や 冷し麦 山本
その他の句
胡瓜もみ 味見する度 独り言 加藤
箸置きて 冷や麦一本 笊(ざる)に居り 松原
雨降って 三日見ぬまの 胡瓜かな 田中
胡瓜食(は)む 大音響の 四畳半 松原
青ぐさく 少年のごと 胡瓜かな 田中
冷麦を 窓全開で 食べる父 加藤
母泣きし 玉音今も 冷し麦 谷本
咲き急ぐ 花をも摘んだ 胡瓜かな 木原
青々と 山のようなり 胡瓜積む 山本
胡瓜もみ 何やら母の 味もして 河野
清流に 似て冷や麦の 揺らぎたる 中村
胡瓜あり 青き棘有り 庭に在り 中村
青臭き 太陽の味 胡瓜かな 山本
胡瓜捥(も)ぐ 背なに夕日の 豊の山 谷本
冷麦や 戦後の空き腹 いま恋し 谷本
湧水に 夏の色染む 胡瓜哉 松原
冷麦や テラスに集う 母もいた 松原
冷や麦や たちまち喉を とほり過ぐ 中村
追肥まき 土ほどこす手 胡瓜見ゆ 木原
冷麦や 赤と緑と 残しけり 田中
いつの間に 食べ頃胡瓜 嬉し顔 加藤