俳句愛好会
3月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2014/03/27 19:00~
今月の季題:春泥 闘牛
参加者数:8名
選考作品数:22作品
▼次回予定▼
4月17日(木) 季題 「草餅 春灯 」
季題:
3月も山本さんが特選で3連勝です。
今回は季題があまりなじみがないので想像上の句が多かった気がします。
普段の生活でぬかるみを歩く機会がほとんどないので昔のことを思い出して春泥作品ができたのでしょうか。靴や服を汚さぬようにぬかるみを歩くにはコツがあるのですが最近の子供にはそういう体験はできないけどコンクリート道だからコツの必要もないですね。季語を振り返るとなんとなく昭和の時代というか子供時代の生活にもどりますね。それぞれ育った環境が違うから自己満足です。中村さん草もち食べて来月は特選狙いましょう。
今月の特選句
闘牛と 生まれて眼 優しけり 作者:山本
句 会 3月27日(木)季題 「春泥 闘牛 」参加 8 名
次 回 4月17日(木)季題 「草餅 春灯 」
「22全作品見る」
今月の準特選句
流されて 天皇も見し 牛相撲 河野
(後醍醐天皇が隠岐の島に流されたという歴史ロマン)
春泥や 離れし友と 会へぬまま 田中
春泥を 跳ねてスカート 気にもせず 木原
春泥に 今日も部活は 縁走る 加藤
雄叫びの 闘牛満座を 睨めわたす 谷本
(闘牛で勝った牛が「どうだ」といわんばかりに満座を見ている情景だそうです)
春泥を 覗いて見れば 黄泉路かな 松原
雨音の 後に残りし 春の泥 福島
山を踏む 靴底笑い 春の泥 中村
その他の句
分校に 春泥歩み 集ふ靴 山本
春泥や 都会暮らしの 長くなる 山本
下校子の 爪に残りし 春の泥 河野
棟梁の 手順のかはる 日永かな 河野
(建築的には、日永になっても大工の手順は、ほぼ変わることはないそうです。)
春泥を 飛び損ねては 周り見る 田中
春泥に 躊躇して 遠回り 田中
春泥と 戯れ遊ぶ 孫無心 木原
ぶちかます 相撲闘牛 重ね見る 木原
春泥や たまの足跡 今朝も拭き 加藤
(私は中学生までよく朝帰りする猫のたまと寝てました)
春泥に 抜き足差し足 初おろし 加藤
土手を駈け 春泥跨ぎ はしゃぐ子ら 谷本
幸不幸 若さで超えよ 春の泥 谷本
国生みの 神代語りし 春の泥 松原
春泥や 魑魅魍魎の 躍り出ん 松原
虫の子ら 春泥分けて 仰ぐ空 中村
角合わせ あせ染みていく 赤き土 中村