会長の時間

【2013-2014】

第2364回 例会

日時:2014/01/22

場所:ホテル白菊

会長:高田利徳


会長の時間

 

ロータリーの誕生とその成長

 

20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の陰で、   商業道徳の欠如が目につくようになっていました。ちょうどそのころ、ここに事務所を構えていた青年弁護士   ポール・ハリスはこの風潮こ堪えかね、友人3人と語らって、 お互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いが そのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、 という趣旨でロータリークラブという会合を考えました。ロータリーとは集会を各自の事務所持ち回りで順番に開くこと   から名付けられたものです。

こうして1905年2月23日にシカゴロータリークラブが誕生 しました。それからは志を同じくするクラブが、つぎつぎと各地に生まれ、国境を超えて、今では世界162カ国の地域に広がり、クラブ数30,149、会員総数1,188,492人(2001年6月30日RI公式 発表)に達しています。そして、これら世界中のクラブの連合体を国際ロータリーと称します。

このように、歴史的に見ても、ロータリーとは職業倫理を重んずる実業人、専門職業人の集まりなのです。その組織が地球の隅々にまで拡大するにつれて、ロータリーは世界に眼を開いて、幅広い奉仕活動を求められるようになり、現在は多方面にわたって多大の貢献をしています。

 

 

日本のロータリー

わが国最初のロータリークラブは1920(大正9)年10月20日に創立された東京ロータリークラブで、翌1921年4月1日に世界で855番目のクラブとして、国際ロータリーに加盟が承認されました。日本でのロータリークラブ設立については、ポール・ハリスの片腕としてロータリーの組織をつくり、海外拡大に情熱的に取り組んだ初代事務総長チェスリー・ペリーと、創立の準備に奔走した米山梅吉、福島喜三次などの先達の功を忘れることができません。その後、日本のロータリーは、第2次世界大戦の波に洗われて、1940年に国際ロータリーから脱退します。戦後1949年3月になって、再び復帰加盟しますが、この時、復帰に尽力   してくれたのが国際ロータリーの第3代事務総長ジョージ・ ミーンズでした。その後の日本におけるロータリーの拡大発展は目覚ましいものがあります。ロータリー財団への貢献も抜群で、今や国際ロータリーにおける日本の地位は不動のものになりました。現在、日本全体でのクラブ数は2,280、会員数88,530人(2013 年10月末現在)となっています。

  

別府北ロータリークラブ

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