俳句愛好会

1月句会

場 所:レフトアローン

日 時:2014/01/16 19:00~

今月の季題:冬帽子 お屠蘇

参加者数:9名

選考作品数:21作品


▼次回予定▼

2月20日(木) 季題  梅、二月、如月

季題:


今年最初の特選句は山本さんでした。外国人はよく帽子が似合うけど日本人の中でも漱石なら髭も生やしてきっとさまになっていたことでしょう。この句はそんな情景がよく浮かびますね。山本さんは今回は投句でしたがしっかり特選を持っていきました。おめでとうございます。今回から、中村さんが参加してくれることになりました。その中村さんの句「寒の風 鶴見の嶺に 冬帽子」は、別府の地を人間にたとえれば鶴見岳は頭ですから別府が風邪引かないように鶴見岳に帽子をかぶせ別府を寒さから守ってあげようというスケールの大きな句ですね。これからもよろしくお願いします。今回は山本さんと河野さんが投句で参加者が少なかったけど結構盛り上がりました。来月はみんな得意の梅が季語になっています。特選目指して梅見に行きましょう。

浦松さん来月は参加よろしくお願いします。

今月の特選句

ロンドンを 歩む漱石 冬帽子  作者:山本  
句 会  1月16日(木)季題 「冬帽子、お屠蘇」参加 8 名
次 回  2月20日(木)季題 「梅、二月、如月」
「全作品見る」

今月の準特選句

月天心 街灯白く 冬帽子       田中
腑に落ちる 齢の重さよ 屠蘇を酌む  谷本
二人居や しみじみと受く 屠蘇の杯  山本
鏡にも 思いがつのる 冬帽子     木原
手の皺を 肴にのめる お屠蘇かな   松原
願いつつ 注ぐお屠蘇の 溢れけり   加藤
とその風呂 湯気をあつめて 幸祈る  中村
髪かくし 楽に出掛けし 冬帽子    福島

その他の句

冬帽や 自転車坂を まっしぐら    山本

冬帽子 笠地蔵にも かぶせたし    田中
屠蘇を注ぐ 座女の笑顔の 初々し   田中

検診日 身がまえている 冬帽子    谷本
冬帽と 妻とが小粋に 街歩く     谷本

形だけ 差し向け屠蘇や 家長なり   木原
耳隠し 挑むゴルフぞ 冬帽子     木原

移り香に 寒さ忘るる 冬帽子     松原
天を知る こと忘れおり 冬の虹    松原

口開けず 軽く手上げて 冬帽子    加藤
笠智衆 あこがれ買った 冬帽子    加藤

寒の風 鶴見の嶺に 冬帽子    中村







  

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