会長の時間
【2013-2014】
第2344回 例会
日時:2013/08/21
場所:ホテル白菊
会長:高田 利徳
8月は会員増強及び拡大月刊ですので平野ガバナー補佐が提供していただいた
ロータリーの女性会員の資料をお話しする予定でしたが、今日は変更して
奥土居 美可ジャズシンガーのお話をさせて頂きます。
まず、奥土居 美可(おくどいみか)プロフィールをします。
長崎県佐世保出身。佐世保に米軍基地があった関係から子供の頃より
エラ・フイッツジェラルド、サリナ・ジョーンズ等のジャズにふれ影響を受ける。自分も
あんな心揺さぶるような歌が歌いたいという情熱で上京し、1989年
フォーライフレコードよりデビュー
1991年発売の「人間なんてラララ」は30万枚以上のヒット、その後玉置浩二氏のレコーデ
ィングと全国ツァーに参加。
現在はジャズシンガー、ジャズボーカルとして活動しています。
私が奥土居美可さんをご紹介したい理由は東日本大震災支援活動に大変熱心
にやっていることです。その記事をご案内させていただきます。
「東日本大震災後、奥土居美可は、津波の直撃を受け4000名近い死者・行方不明者
を出した宮城県石巻市を中心に、友人たちと一緒に懸命に被災地支援を続けてきました。
津波で流された宮城県石巻の「木の屋石巻水産」の缶詰を復興の一助になればと思い
20,000個以上売ってきました。そんな中で震源地に最も近く、
自宅のある集落の大半が壊滅状態となった石巻市立牡鹿中学校の生徒たちと出逢いました。
9月に修学旅行で来た東京、代々木公園で全国から応援に対する感謝と明日への
決意をこめ、よさこいソーランを力いっぱい踊る生徒たち一人一人の笑顔から
奥土居は自分自身が大きな勇気と力をもらっていることに気付きました。
「励ますつもりで来たのに、逆にみんなに励まされた!そんな皆さんに礼をしたい」
10月28日の同中文化祭に招かれた奥土居は、生徒たち一人一人の顔と、生徒たちから聞いた震災前の美しい牡鹿半島の光景を思い浮かべて作った歌を披露しました。
「君が笑ってる、みんな笑ってる、ときめく町をぼくらつくるのさ」というその歌を聞いて、
「これを自分たちの応援歌にしたい」「二つめの校歌ができた」と
喜ぶ生徒たち、先生方と保護者の方々、そして支援者の気持ちが一つに繫がり
この曲「君が笑ってる、みんな笑ってる」の制作が決まりました。
生徒たち自身が録音に参加して、一緒に創り上げたこの曲を世に出すことで、
被災地の若き友人たちに 「離れていても、気持ちはいつでも一緒にいるよ」と伝えること、
そしてその絆を日本中に張り巡らして、未来に向かう力を出すことこそ、
この「うた」の原点です。」