会長の時間

【2012-2013】

第2331回 例会

日時:2013/05/08

場所:ホテル白菊

会長:田中 俊一


皆さんは連休いかがお過ごしでしょうか。海外旅行に行った人や、家庭菜園をした人、読書三昧だった人、孫の守りに追われていた人。仕事をしていた人、いろんな人がいると思います。私は今年は寒いので農業はまだできないので、国東半島を一周したり、フジの花を見に行ったりとゆっくり一日一日を過ごしました。年を取ると感動することが少なくなるのですが。今日は最近ちょっと刺激を受けたことがあるのでそれを話します。

 ちょっと前ですけど、ある人から本を送っていただきました。著者は東ロータリークラブの人ですので、ほかにももらっている人もいるかもしれませんが

その本を見て、ちょっと感動しました。内容としては作者が70代後半から始めた読書の記録というようなものですけど、その量が半端ではありません。芥川や漱石、谷崎純一郎、川端康成、村上春樹、外国では作品名でいうと、「戦争と平和」、「ジャンクリストフ」、「カラマーゾフの兄弟」、と気の遠くなるような長編を完読しています。私も高校時代に戦争と平和を旺文社のダイジェスト版で読んだことがあるのですがそれでもかなり苦労した記憶があります。作者もジャンクリストフを読破するのに半年かかったといっています。我が家の本棚にも世界文学全集があってジャンクリストフもあると思うのですが、全く読もうという気にはなりません。70代後半まで待ってみます。人生でいろんな楽しみはあるでしょうが、読書というのはその中でも最大なものかもしれません。なかなかその最大の楽しみは実行できていませんが、そのうちという気持ちはあります。

 世の中には若くて功をなしえた人もいます、例えば坂本竜馬は32歳で亡くなってます。私のちょうど半分です。ポールハリスは37歳でロータリーを立ち上げました。本能寺の時の織田信長は48歳です。三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊で割腹したのは45歳の時です。亀の井バスの社長の山中教授がノーベル賞を受賞したのは50歳です。また安部総理はいままだ59才です。私は64です。まだまだチャリティーコンサートくらいで喜ぶわけにはいきません。反対に年を取ってからいろんなことで成功した人もいます。人それぞれだとは思うのですが、70歳を過ぎてまだ「戦争と平和」を読める人生というのは素敵だと思います。そういう人が近くにいるというのは刺激にもなります

 今日はロータリーの話ではないけどロータリアンの話をしました。

  

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