俳句愛好会
9月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2012/09/20 19:00~
今月の季題:金木犀、銀木犀、釣瓶落とし
参加者数:7名
選考作品数:21作品
▼次回予定▼
9月18日 兼題 「空高し、 天高く、 鶏頭」
季題:
今月は、谷本さんが特選でした。まさに谷本さんの生活そのままですね。ゆっくりとした谷本さん独特の間のある会話を思い出しました。かなり前にも特選を取られた時にこのような谷本さんの雰囲気のことを書いたような気がします。
金木犀は離れたところからでも香りがしますが銀木犀はあまり香りがしないそうですね。
皆さんはどちらが好きでしょうか。もう一つの季語の釣瓶も最近あまり見ないから若い人には釣瓶落としといっても意味わからないのではないでしょうか。季語での釣瓶落としは表現が難しかったですね。私の喜寿、米寿も季語になっていない釣瓶落としと言われました。
今年も栗の渋皮煮を河野さんから、九重の農園で採れた枝豆とモチキビを田中さんからそれぞれ差し入れしていただきました。全部旬のものでとてもおいしかったです。ご馳走様でした。次回どなたかマツタケ持ってきてくれませんかねえ。松原マスターの奥様に土瓶蒸しを作ってもらいましょう。
今月の特選句
銀木犀 余生を語る 垣根越し 作者:谷本
句会 平成24年9月20日 兼題「金木犀・銀木犀・釣瓶おとし」
「作品全部見る」
次回 10月18日 (木)兼題「 空高し・天高し・鶏頭 」
今月の準特選句
大由布の 座れる釣瓶 落しかな 山本
金木犀 郵便局は 朽ち果てて 田中
何もかも 蓋を被せて 銀木犀 加藤
宿出でて 金木犀の 迎えけり 松原
封を切る 米寿を祝う 新走り 河野
釣り準備 釣瓶落としに 面食らう 木原
その他の句
玄海や 釣瓶落としの 日を呑みぬ 谷本
木犀の 芳香を放つ 晴れつづき 谷本
禅林を 零れて功徳 金木犀 山本
マスカットの 薄緑色 秋の声 山本
ピアノ弾く 雪子の家の 金木犀 田中
遠山に けむりて釣瓶 落としかな 田中
喜寿も過ぎ 釣瓶落としの 米寿かな 加藤
美人の湯 香り辿れば 金木犀 加藤
若き日も 釣瓶落としの 如きかな 松原
木犀の 吐息に酔うて そぞろかな 松原
ふるさとへ 夕かなかなの 道となり 河野
にほう夜の 鼻の振り向く 銀木犀 河野
朝ぼらけ 香る木犀 水車越し 木原
テラス酒 釣瓶落としや 流し込む 木原