会長の時間

【3012-3013】

第2301回 例会

日時:2012/09/12

場所:サークル

会長:田中 俊一


親睦委員会のみなさん次から次とお疲れ様です。

今日は月見例会です.月にちなんだ話をしてみようと思います。月にはその形によっていろんな呼び名があるのは知っていると思います。有名なところでは、新月、満月、三日月等ですが、細かく言えばまだまだたくさんあります。7日頃は上弦の月、10日の頃は、十日夜(とおかんや)十三夜、そして満月を過ぎると十六夜、17日は 立待月、18日は居待月、19日は寝待月、20日は更待月(ふけまちつき)、そして下弦月から、有明月になります。今日はその有明月になります。大分では月の出が夜中の2時46分です。形は三日月の反対です。朝方に出るから有明月というので私はほとんど見た記憶がありません。上弦と下弦の違いは両方とも半月には違いないのですが、上弦とは月を弓に例えて月が西に沈む時、弦が上にあるのを上弦、下にある時を下弦といいます。あるいは月がだんだん大きくなる時の半月を上弦と覚えてもいいと思います。さらに初歩的なことですが、月の満ち欠けはどうして起こるのでしょうか、これは太陽との位置関係だけです。太陽と同じ方向にある時は新月です。直角の時は,上弦、下弦です。太陽の反対側にある時が満月になります。完全に一直線になると日食、月食になります。先月はブルームーンでした。ブルームーンとは、ひと月に満月が2回ある月のことです。月の周期は約29.5日で太陽暦の30.4日と差があります。この差のために三年に一回くらい満月が月に2回ある月があります。この月を見ると縁起がいいそうです。

 明日の朝、有明月をみるついでに5時16分から20分まで南から東の空を見てみましょう。国際宇宙ステーションが見えます。1等星よりも明るく速いスピードで動いているのですぐわかります。目のいい人なら星野さんが船外活動をしているのが見えるかもしれません。手を振ってみてください。月といえば秋の季語です。春も夏も冬も月はあるのですがただ月といえば秋の季語になります。月で思い浮かべる有名な俳句はたくさんあります。芭蕉の、名月や池を巡りて夜もすがら、蕪村の 月天心貧しき町を通りけり 一茶の 名月を取ってくれろと泣く子かな。北クラブでも月を季題に俳句大会をやった記憶があります。確か佐藤さんが最優秀でした。盃に月がわたるというような句でしたそれでやっと北クラブの俳句同好会の入会資格ができたのですが、まだ一度も出席がありません。今日は月は見えないかもしれませんが満月を思い浮かべて楽しい月見例会にしましょう。

  

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