俳句愛好会
10月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2010/10/21 19:00~
今月の季題:烏瓜
参加者数:9
選考作品数:26
▼次回予定▼
次回11月11日(木)季題 小春
季題:
10月の特選は、河野さんでした。おめでとうございます。河野さんらしい深く練られた句ですね。どうしたらこんな作品ができるのかうらやましいです。
もう京都は紅葉が始まります。私のお気に入りの渡月亭で日本酒に湯豆腐なんかいいですね。そうそう地元大分竹田の用作公園のもみじも最高です。
山本さんの句「球磨川を 下る筏に 烏瓜 」は筏に烏瓜がからんでいたそうでこの句ができたとのことです。
田中さんの句「遠山に 稲刈り終えし 煙かな 」も秋の夕暮れのなんともいえない雰囲気を感じました。こんな景色を見ながら温泉に入りたいです。
また、吉野さんの句「病棟の 窓より見舞う 金木犀 」もいいですね。きんもくせいが薬なら飲みやすく病気も早く治りそうです。
木原さんの句「駆け抜ける 花野は広し 心行く」は馬に乗って駆け抜けるということだそうです。
紹介します、今月から光さんが参加されます。みなさんよろしくお願いします。
今回は河野さんから手作りの栗の渋皮煮の差し入れがありました。また扇山さんからは、九重の野沢菜の漬物の差し入れがありました。美味しかったです。ありがとうございました。次回は11月11日(木) 季題は 小春 です。by竹山
今月の特選句
・特選句「新涼や 京のみやげの 香を焚く」 作者:河野
今月の準特選句
・村呑んで ダム湖悠々 柿もみじ 谷本
・球磨川を 下る筏に 烏瓜 山本
・烏瓜 夕日に温む 藪の艶 竹山
・遠山に 稲刈り終えし 煙かな 田中
・病棟の 窓より見舞う 金木犀 吉野
・烏瓜 家路に燈る 明かりかな 松原
・鰯雲 チャペルの鐘に バルーン飛ぶ 光
・色あせし 草に忍ぶや 土手の秋 木原
その他の句
・さくさくと 栗名月の マロンパイ 河野
・落日の 念力勅む(ささむ) 烏瓜 河野
・子の喚声 今は響かず 熟あけび 谷本
・仰ぎ見る 魔崖清光 からすうり 谷本
・蕾群れ 菊の日和を 待つところ 山本
・長き夜や 乳を含ます 娘の背中 山本
・烏瓜 熟れても冷ます 藪の風 竹山
・風の丘 潮風受ける 烏瓜 竹山
・烏瓜 見上げる先に 飛行機雲 田中
・峰入りの 畑を囲む 曼珠沙華 田中
・竹を抱き 朱が聳ゆく 烏瓜 吉野
・烏瓜 赤提灯で 誰誘う 吉野
・天高く 蒼に染みいる 鳥一羽 松原
・帰り道 小さく燈る 烏瓜 松原
・駆け抜ける 花野は広し 心行く 木原
・藪にたれ 赤華やかに 烏瓜 木原
・白き花 赤き実がなる 烏瓜 光