俳句愛好会
3月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2010/03/17 19:00~
今月の季題:春雨、桜餅
参加者数:
選考作品数:
▼次回予定▼
4月の句会は21日(水)場所時間は前回と同じ。季題:木苺、山吹
季題:
今月は、全員の参加でした。今月の美人飛び入りは芹香さんです。
特選の谷本さん、森さんおめでとうございます。谷本さんの特選句、落城に降る雨は日本独特のなにか寂しい情景を感じますねえ。
城があると無いでは華やかさが違うのでしょうが。
森さんのなんとなく傘も森さんの性格というか雰囲気がとても感じられます。
桜餅の特選句はありませんでしたがやはり女性が好むので、母や姉・娘・孫をイメージした句が多かったようです。
桜の葉の香りはクマリンという名の殺菌効果がありその効果は葉が落ちてからだそうです。
何と言ってもあの綺麗なピンク色の餅に上品なこしあんの甘さが独特の葉の香りを引き立てているのだと思うのですが。
当たり前ですがただ葉っぱだけだと美味しくないですもんね。
玉の井さんの「葉ごと食い 孫の驚く 桜餅」はおもしろいですね。ご自分も小さいころそう思われたのでしょうか。
桜はすぐに散りますが、ぱっと咲いてぱっと散るなんてかっこいいですね。
人生はそれではもの足りなけど、日ごろの生活の中にそんな気前のいいシーンが欲しいものですね。
4月の季語は木苺と山吹です。あまりなじみが無いのでどうなるでしょうか。
一夜漬けにならないよう頑張りましょう。 竹山
今月の特選句
・3月17日の句会結果「季語:春雨、桜餅」
・特選句「落城も 年古りてただ 春の雨」 谷本
・特選句「何となく 傘をたたんで 春の雨」 森
今月の準特選句
・目覚めれど 職退きたり 春の雨 竹山
・見はるかす 久住高原 春の雨 山本
・葉ごと食い 孫の驚く 桜餅 玉ノ井
・春雨や 静かに水の 話し声 松原
・行かないで プラットホーム 春の雨 宮司
・桜餅 娘二人の 里帰り 田中
・春雨や からから笑う 倉の種 河野
・春の雨 淡いピンクに 染まってる 芹香
その他の句
・母偲ぶ 姉も老けたり 桜餅 谷本
・去年の園 甦らせて 桜餅 谷本
・アンニョイ 頭から布団 春の雨 森
・故郷の 風のかおるや 桜餅 森
・桜餅 ほどよい香り 葉に託し 竹山
・旅立ちて 変わらぬ天井 春の雨 竹山
・富士の山 大和敷島 桜餅 山本
・美しき 春の雨付く 蛇の目かな 山本
・桜餅 見るたび浮かぶ 母の面 玉ノ井
・土砂降りに 似つかぬ名前 春の雨 玉ノ井
・春雨に 耽りてあさき ゆめをみし 松原
・春雨に 時尋ねても 水の音 松原
・春の雨 庭の木々や 目覚めけり 宮司
・桜餅 思い出すは 母の顔 宮司
・春の雨 お手植えの松 包みけり 田中
・草千里 馬も遠くに 春の雨 田中
・脱藩の 竜馬の道に 春の雨 河野
・春雨に 百均の傘 酢やの坂 河野
・春雨や 窓ごしにじむ 春の雨 芹香