俳句愛好会
12月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2009/12/16 19:00~
今月の季題:古日記
参加者数:
選考作品数:
▼次回予定▼
次回は1月20日(水)季題「年賀」場所時間は前回と同じ
季題:
谷本さん、河野さん特選おめでとうございます。
今月は出席5名(桃潤、河野、森、松原、扇山)、投句2名(谷本、竹山)の参加でした。
おじ様たちがお洒落して待っていたけど美人留学生は残念ながら今月も欠席(作品も)。
我が句会は若い人にはない味のあるメンバーがそろっているのですが、今宵はどちらに誘われたのでしょうか。
今日の別府はやけに寒くて鶴見山の山頂は真っ白でした。季語の「古日記」とは、一年間書き綴った日記が今年もあと残り少なくなったことを言うのだそうですが、ちょっと難しかったですね。
桃潤さんの作品「我が思い 全ては書かず 古日記」の句のように、胸のうち全て書けないことがありますね。
心情を素直に書いたばかりに・・・なんてことも。谷本さんの「訣語なく 逝きし人あり 古日記」もそうですが、わけあってある日を境にその日以降空白になってしまった日記など複雑な想いが込み上げてきますよね。
また、ふとそんな日記を見てしまった人にもなにかもどかしさが残り忘れようにも忘れられずいろいろですね。
今回も扇山さんから、からし菜と高菜の浅漬けの差し入れをいただきました。ありがとうございました。
俳句は一夜漬け高菜は浅漬け人生はぬか漬けかな。
新年早々の次回の季語は『年賀』です。皆様今年も1年間たくさんの作品ありがとうございました。
皆様良いお年をお迎えください。
今月の特選句
・12月季題「古日記」
・特選句 「吾なりに ほどほどの日々 古日記」 作者:谷本
・特選句 「大堂の 紅葉しをりや 古日記」 作者:河野
今月の準特選句
・家計簿の 余白に妻の 古日記 桃潤
・たんたんと 今年も過ぎし 古日記 竹山
・三ページ 後は空白 古日記 扇山
・怒りさえ 記録となりし 古日記 森
・古日記 鐘の音ひとつ 綴じにけり 松原
その他の句
・煌きは まばらなりけり 古日記 谷本
・訣語(けつご)なく 逝きし人あり 古日記 谷本
・想いこめ 書いて消したる 古日記 竹山
・そこここに 四季の記憶や 古日記 森
・古日記 想いで残し しまいけり 田中
・過ぎし日が ページに浮かぶ 古日記 竹山
・365ページ めくれば終わる 古日記 森
・堆く(うずたかく) 自分史刻む 古日記
・菩提樹の 葉っぱをはさみ 日記果つ 河野
・我が思い 全ては書かず 古日記 山本
・古日記 年々はやく 古くなり 松原
・決断の 10年日記 買いにけり 河野
・古日記 九重の山は 遥かなり 田中
・古日記 訪ねてみれば をかしかな 松原