俳句愛好会
9月句会
場 所:レフトアローン
日 時:2009/09/25 19:00~
今月の季題:月
参加者数:
選考作品数:
▼次回予定▼
10月は「菊」 10月21日(水)19:00~ レフトアローン
季題:
パチパチパチ・・河野さん特選おめでとうございます。
河野さんらしいスケールの大きな句ですね。
今月は、投句含めて10名の参加でした。
季題の「月」は身近な存在ですので皆さん作り易かったのではないでしょうか。
松原さん句の月読みとは「月読みの尊」という月の神様のことだそうです。
私は、入選もれしましたが扇山さんの「月影に しなやかに舞う 風の盆」に魅かれました。
富山県八尾の盆踊り「風の盆」生を見てみたいですね。
以前から考えていたのですが入選もれの句にも素晴らしい作品が沢山あります。
今回からすべての句をアップすることとしました。
これから自信作が漏れても大丈夫ですよ。
10月3日の中秋の名月はとても綺麗でしたね。
月見団子や月見酒は美味しかったでしょうか?お酒を美味しく飲むにはどんな高価なお酒や立派な料理よりも、お酒の相手をしてくれる仲間がいるかどうかだという話を聞いたことがあります。
考え方や趣味など共感する相手が傍にいればお酒はそれだけで最高に美味しく飲めるそうです。
皆さんは、生涯気の合う友をもっていますか。
今回も扇山さんの農園からモチキビを差し入れてもらいました。
ありがとうございました。
次回は昨年も頂いた焼きイモを予定しているそうです。
では、次回10月21日また会いましょう。
今月の特選句
・黒潮や 盥(たらい)のような 月をあげ 河野
今月の準特選句
・西行の 終の月見で ありにけり 桃潤
・月見れば 悲しげな母の 顔浮かぶ 宮司
・月読みの ため息のほか 音もなし 松原
・ムーンリバー 君を思い出している 森
・栄西の 仰ぎし月や 寒山寺 谷本
・由布岳や そのまた高き 白き月 竹山
・潮風に 仲秋の月 揺れ動き 玉の井
・月光に 九重連山 遥かなり 扇山
・夜泣きする 我が子を抱えて 満月の夜 雨葉
その他の句
・1満月や 兎追いだす シャトルかな 宮司
2夜行の盃 月に照らして 手から手へ 河野
3子の家の 赤子の泣き声 良夜かな 桃潤
4見えますか 幼き日々の 今日の月 扇山
5ススキ野に 魅せる月夜の 似合うこと 竹山
6ずんずんと 海より大きな 望の月 桃潤
7音もなく 月の音降る 夜の底 松原
8山小屋の 湯船に名月 法華院 竹山
9逝きてなお 月光の我に 染みいる 森
10お月さま おじいちゃんに会いたい 叫ぶ娘 雨葉
11月影に しなやかに舞う 風の盆 扇山
12月下美人 静かに匂いし 葬の夜 雨葉
13白光に 寂しく黒き 枯木立 玉の井
14月読みや 影法師連れ 暗夜行 松原
15星砂の 浜に人声 星月夜 河野
16古と今と 上海の月 変わらずに 谷本
17僧が見し 遥かの月か 無錫冴え 谷本
18なんとなく 月の曖昧に 助けられ 森
19月光や 犬と戯むる 影おどる 宮司
20今宵は 芋が主役の 月見かな 玉の井